KAMINE 社長ブログ

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ローラン・フェリエ ”ガレ トラベラーRG クロワゾネダイヤル”入荷しました

ガレは、河原の小石を表す意味で、
その名の通りぽってりと丸くなめらかな手触り感があり、
このトラベラーは径に対しての厚みのバランスが古典的で、とても魅力的なフォルムとなっています。

こちらはWG側で、
ダイヤルのインデックスベースがブラックになります。

トラベラーのファンクションキーはとても良くできており、操作に全くストレスを感じさせません。

9時位置の窓の数字は、時針と連動し、時刻を24時間で表示します。

そして、10時位置又は8時位置のプッシュボタンを押す事により、
時針がプラス方向もしくはマイナス方向に1時間ずつ動きます。

例えば時差がマイナス8時間の国へ移動した場合、
8時位置のボタンを8回押せば針は現地の時間を表し、9時位置のデジタル表示はホームタイムをそのまま残します。

ファンクションキー、つまりプッシュボタンのデザインは、
なめらかな形で時計のフォルムと一体感を持ちます。

ベースムーブメントはローラン・フェリエ社の誇るマイクロローター内蔵の高性能自動巻き FBN229-01
使い易いトラベラー(GMT)に、
ジュネーブでも著名な絵師によるクロワゾネ(有線七宝)をほどこした稀少で美しい逸品です。

シースルーバックから見える地板を含む軸受けの面取りや、
少し浅めのコート・ド・ジュネーブ模様の素晴らしい仕上げのムーブメントは、パーツの一部にシリコンを使い、高効率のダブルダイレクト脱進機を搭載しています。

更に、マイクロローターは上部からも支えられ、
巻上げ効率も高く、パワーリザーブは実に80時間を実現させました。

ジュネーブ近郊・プラネワッツにある、ローラン・フェリエ本社工房にて。

ローラン・フェリエ氏は、業界の長いキャリアとその人柄から、
多くの技術者やパーツメーカーなどが全面バックアップしています。
手作業でひとつひとつ少量で生産する独立系ウォッチメーカーとして、政界的に知名度を上げています。

優秀な後継者である息子クリスチャン・フェリエ氏と共に、ジュネーブの伝統的時計造りに今後も意欲的に取り組んでいくとの事でした。


この春の思い出。スペイン・アンダルシア地方 グラナダの蒼い空

グラナダはスペイン南部の都市。
かつてはイベリア半島最後のイスラム王朝・ナスル朝 グラナダ王国の都であり、
アルハンブラ宮殿があることで有名なところです。

今春、バーゼルフェアの帰りに立ち寄った、美しく文化あふれるその地方は、忘れがたい思い出を残しました。

グラナダの人口は約24万人
標高が738m

市内中心部には路線バスが走り、主要な観光地へはそれに乗って出かけます。

典型的な地中海性気候で一年を通し
日々まばゆい太陽がふり注ぐグラナダの市街は、
到着した日は珍しく雨あがりで
遠くには美しいシェラネバダ山脈をのぞむ事ができました。

旧市街は古びたおもむきがたっぷりで、
珍しいものが小さな様々なお店に並んでいます。

グラナダに来たらやはりここを観ることから始まります。
世界遺産“アルハンブラ宮殿”です。

1492年 カトリックのレコンキスタによりグラナダは陥落し、ナスル朝からスペイン王国へ、
そしてここアルハンブラ宮殿もイスラムからキリスト教の手に渡りました。

アルハンブラは構造的にはひとつの城塞都市です。
その壮麗な建造物は栄華を誇った当時の王朝の力を
伺い知ることができます。

宮殿内のコマレス宮 アラヤネスの中庭

水面が鏡のように空と建物を写します。
周位は全体的に一枚一枚全て違う形の
とても小さなモザイクタイルで気の遠くなるような装飾が施され、それはアラベスク模様などとも呼ばれます。

ライオンの中庭。

噴水を囲んでライオンの像が並びます。
スペインを訪れるイスラム教徒の人たちは、このアルハンブラを特別な気持ちで眺めると言います。
その位、素晴らしいアルハンブラ宮殿は、
今なお、イスラムの象徴のひとつ、輝かしく誇らしい遺産と考えられています。

サンフランシスコ修道院のあるヘネラリフェ
緑あふれる美しい庭園が延々と続きます。

ヘネラリフェから臨むアルバイシン
(イスラム時代の街並みが残る地区)

アルハンブラ宮殿を巡るのはかなりの距離です。
近くのレストランでのランチ。

スペインの料理は日本人の味覚ととても相性が良いのか、魚介類、肉類、どの食事も微細で美味です。

アンダルシア地方の名物は魚介料理
これはスズキの塩釜焼き

ほどよい塩加減で、冷えたスペイン産白ワインととても合います。

これはマグロのタルタル

塩釜焼きと同じく、目の前で手際よく新鮮な素材が調理されます。

これは別の場所の料理。
スペインの食事の中でベストワンの「タコの唐揚げ」のようなもの。

オリーブオイルで調理された表皮がパリっとした味はジューシーで柔らかく、これ迄に体験したことのない驚く程の美味でした。

アンダルシア地方にはもうひとつ有名なものがあります。
地元のジプシーたちの文化でもあるフラメンコ

ダンサーはディナーの席までやってきてくれて、見たことのない情熱的なフラメンコを堪能させてくれました。

帰りの乗り継ぎで立ち寄ったマドリードの街。
スペインの首都は貫禄と歴史を感じる美しい街です。

メインストリートにはロエベの本店や有名ブティックが立ち並び、
サッカーでは世界中の人が知るレアルマドリード
本拠地です。

ほんの数日のスペインの旅。
ヨーロッパの他のどの国とも違った
素晴らしい歴史的表情を持つこの国に
是非また訪れたいと思い帰国の途につきました。


6月23日 今日は沖縄戦から70年「慰霊の日」

昨日、6月22日の神戸新聞 朝刊
カミネ 上根 保 会長 インタビュー記事が掲載されました。

昨日は、色々な方よりお電話を頂きました。

当時、同じく沖縄海軍壕にいた父親の事を何か知りませんか・・・など、
記事を読み、戦死した父親の足跡を辿りたい方がこんなに沢山いらっしゃるのだと知りました。

今日は沖縄慰霊の日。
今の豊な日本がある一方で、戦争の思いを引きずる方々、
そして多くの方の犠牲があったなか、
日本国が成り立っていることを忘れてはならないと思います。

カミネ 上根会長の著書・「生還」改訂版
ご希望の方に進呈いたします。(お一人様につき1冊)

ご希望の方は、メールにて ”「生還」希望” と記載の上、お申し越し下さい。

info@kamine.co.jp


リシャール・ミル RM27-02

ラファエル・ナダルⅢ 
”アンベール”

今年1月、
ジュネーブSIHHでトップシークレットとして
一部の関係者のみに披露されたRM27-02が、
今春5月、パリで正式に発表されました。

リシャール・ミル ナダルシリーズの三作目となるこの度のモデル。
その超絶的な時計製造を紐解いてお伝えします。

2010年 全仏オープンテニスの男子シングルで、
ラファエル・ナダルが装着し優勝して
時計界の話題をさらったRM027。

超軽量で耐衝撃性に優れ、今や伝説の時計となっています。

ハードなスポーツでも使えるように、
「超軽量で衝撃に強く、その上 工芸品のような美観を備えたトゥールビヨン」
そのミッションを背負うナダルシリーズの一作目は2010年に発表され、
余分なパーツを排除するため
ムーブメントの輪列をケースの地板そのものに配しました。

続けて発表されたRM27-01は、
今度はムーブメントをワイヤーで宙づりにする
という画期的な手法を採用。
その奇想天外な発想と実現は、業界を驚かせました。

いずれも過去の時計製造では使われた事のなかった
カーボンナノチューブ、リチウム合金などの
新素材が採用され、驚異的な軽さと装着感を生みます。

そして今年発表されたRM27-02のムーブメントがこちら。

羽根のように軽い3.35gのムーブメントは、
チタンとカーボンで複雑に構成され、
入念な手仕上げが施されています。

そして最大の特徴は、
そのムーブメントがミドルケースと地板を完全に一体化したモノコックの構造のケース内に
組み上げられていることです。

フォーミュラなどのレーシングカーのシャーシから着想を得たこの構造は、
時計自体に大きな衝撃が加わっても、
モノコック構造による剛性によりムーブメントにゆがみが発生しないので、
輪列へのダメージも大幅に軽減されます。
そのため、耐衝撃性が飛躍的に上がります。

参考までに、レーシングカーやフェラーリの
モノコック構造のシャーシをご覧ください。

基本、モノコック構造
外部からの衝撃を一部分で受けるのではなく面で受け流す構造で、モノコックで作られた形を変形させないメリットがある為、
F1のコクピットに使われます。
(変形しないことで、命が守られるのです)

ねじれに対する剛性をはじめ、
揺れなどを含む強いGに対しても、
頑強にムーブメントをホールドします。

RM27-02は、ショックを与えるテストにおいて、
5000Gもの衝撃をクリアします。

外部からの振動に対して、
モノコックの地板からムーブメントを支えるパーツにカーブを持たせることと、
トゥールビヨンなどを支えているカーブしたブリッジと一部にカーボン製ケーブルを採用する“柔”の理屈で衝撃を逃がし、驚異的なタフさを実現しています。

強靭で美しいムーブメント構造をクリアしたあとは、軽く極めて硬質で新しいケースの製造となります。

リシャール・ミルが他社の追随を許さない部分は実はここにもあります。

大変 稀有で高価な新素材を
エベレスト山頂の雪をひとサジすくうように
ごく僅かな量だけ
使用して造られる贅沢なリシャール・ミルの手の込んだケースは、
自社の「プロアート」で入念に製作されます。

ブラック&ホワイトの縞模様のケースで、
個体差のある独特の風貌は、
見る人の目を釘付けにする上、
軽量で耐熱性、耐衝撃性などにも驚異的な完成度を誇ります。

これまでにない新しい構造によって完成したRM27-02
現代において最も進化したジャンルの時計として
世界限定50本のデリバリーが来年早々には始まります。

その大半は世界中に納入先が決まっているとの事・・・。
何度も驚かされる時計です。

RM27-02
Tourbillon “Rafael Nadal”

手巻きトゥールビヨン
ムーブメントの重量:3.35g
ストラップ:オレンジケブラー/ベルクロ
パワーリザーブ:約70時間
限定:50本
予価:¥95040000(税込)

最後にそのムービーもご覧ください。

↓こちらをクリック↓


ショパールコーナー

カミネ・トアロード店1F ショパールコーナー
拡張リニューアルオープン
しました。

最近 人気上昇中のショパール コレクションが各種 取揃っております。

モータリゼーションがテーマで、
ビンテージカーがヨーロッパの街を駆け抜けるミッレミリアレース

それをテーマにシリーズで毎年発表され、人気を集めるミッレミリアコレクションから、
ショパール社本来のジュエリーウォッチ、ジュエリーの数々が陳列されています。

つい先日のカンヌ映画祭でも、
ハリウッド女優を中心にプロモートされたショパール ハイジュエリー

歴史に裏付けられた品質の高い時計とジュエリーのショパールのコレクションをカミネ・トアロード店では長年取り扱っております。



長谷川穂積選手ご来店。

先日の完全勝利おめでとうございました!
ガッツにエール‼

パリ・グランサンクの気品のあふれる輝き!

カミネ・旧居留地店で開催中の
モーブッサンフェア。(5月31日まで開催)

様々なモーブッサンジュエリー達が集まりました。

世界的に人気上昇中のカラーストーンを使ったコレクションは、どれも新鮮です。

その上、お求めやすい価格帯がウリ。

是非、カミネ・旧居留地店をのぞいてみて下さい。
http://www.kamine.co.jp/corporateprofile/maison.html

フランスの名門ジュエラー モーブッサンは、
パリや日本国内の様々なラグジュアリーマガジンで紹介されています。

トゥニュ・ド・ソワレ  NEO176WGBTDI WG
ブルートパーズ 5.4ct
ダイヤモンド 3.8ct
¥3240000-(税込)

こちらのシリーズは、期間限定展示となっております。
(こちらのシリーズは世界で残り3本ですので、お早目にお問合せ下さい。)

軽やかでこれからの季節に軽いドレスなどで素肌に這わせて頂くリゾート ラグジュアリーとして、シーンを華やかに彩ります。

~5月の営業時間のご案内~
5月22日(金)全店 18時閉店
5月23日(土)全店 休業
5月24日(日)全店 休業
5月25日(月)全店  通常通り営業いたします


ヴァシュロン・コンスタンタン メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ

1755年の創業以来、260年に亘り、
美術工芸(メティエ・ダール)を追及する、ヴァシュロン・ コンスタンタンより、
話題のスケルトンの新作がようやくカミネに入荷致しました。

「メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ」は、
時計の装飾技法のひとつである伝統的なスケルトン加工が施された上、
文字盤の周囲には、グランフー(エナメル)装飾も施された特別なコレクションです。

そもそもヴァシュロン・コンスタンタンは、
スケルトン加工の分野では歴史的に極めて高い評価を得ているブランドです。

創業者、ジャン=マルク・ヴァシュロンの時代から
すでにスケルトン加工を施した懐中時計を製作し、
時代とともにその技術を進化させてきました。

1920年代には、全体にスケルトン加工を施した薄型の懐中時計を製造。
続いて1960年代には、同じくスケルトン加工を施した腕時計を製造しはじめました。

その後も、永久カレンダーやミニッツ・リピーターといった複雑機構にスケルトン加工を施すなど、
スイス時計業界の中で、この技法の限界を広げてきました。

2014年に発表された「メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ」は、
ヴァシュロン社の誇る高性能手巻きムーブメント「Cal.4400」に繊細なエングレーブでスケルトン加工が施された、新作の中でも ひと際、話題作となりました。

気の遠くなるような手間のかかるこの加工を施すのに、
数百時間を費やすといわれ、ムーブメントの半分の素材が取り除かれます。

その上で十分な機能と美的外観の完璧なバランスが生み出されます。

時を刻むという機能性に、
美術工芸を盛り込んだ芸術的側面を持つ時計と言えるでしょう。

また、「メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ」の文字盤外周には
ヴァシュロン・コンスタンタンを代表するもうひとつの職人技である
「グラン・フー・エナメル」が盛り込まれています。

この度入荷したモデルは、
グレーのグラン・フー・エナメルで仕上げられた、
高級感のある配色で、落ち着きと気品が感じられます。

ヴァシュロン・コンスタンタンの伝統と職人技の結晶である
「メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ」

うっとりするその素晴らしさを是非手に取ってご覧ください。

「メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ」

Ref:82020/000G-9926
ケース径:40mm
防水:3気圧
パワーリザーブ:約65時間
ジュネーブシール取得
価格:¥8559000(税込)


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