KAMINE 社長ブログ

文字サイズ

ヴァシュロン コンスタンタン ヒストリーク トリプルカレンダー1942

 

ヴァシュロンコンスタンタン
ヒストリークトリプルカレンダー1942
メゾンで培われてきた独創的なモデルのオマージュとして
ラインナップされるヒストリークコレクション。

 

 

 

同コレクションの中では唯一のステンレススチールモデルが入荷しました。

【商品詳細】
ケース径:40mm SS
手巻き パワーリザーブ65時間
3気圧防水
ジュネーブシール取得自社ムーブメント

 

 

 

 

ヒストリークコレクションは生産数が少ないのですが、
店頭に並んでおります。

1942年に発表された実用コンプリケーションモデル
リファレンス4240”から着想を得たトリプルカレンダーデザイン。
特徴的な鉤爪型のラグとケースサイドの3列の溝(ゴドロンデザイン)により
40年代の特徴的な意匠が随所に盛り込まれています。
2トーンで仕上げられたダイヤルカラーも古典的な意匠の1つ。

小窓配置の曜日・月表示
外周部のポインターデイトや、時分針のハンド
分針が非常に細く作られ、多種に及ぶ表示ですが
非常に視認性の高いデザインになっています。

 

 

 

 

キャリバー4400QCは
ヒストリークアメリカンにも搭載される4400をベースに
コンプリートカレンダーを搭載した自社開発キャリバー。

パワフルなトルクを生む香箱により、65時間のパワーリザーブを誇ります。

商品はカミネ 旧居留地店
ヴァシュロン コンスタンタンコーナーへお立ち寄りください。
カミネ 旧居留地店へのアクセスはコチラから
カミネ 旧居留地店 078-325-0088

「こんな時計があったのか!シリーズ」Vol.②

今も印象に残る時計たちとの一期一会
トゥールビヨンやクロノグラフを内蔵する驚愕の超絶機構。時を知らせる心地よい音色のミニットリピーター・・・。
人の英知を結集して生まれた時計達はいつの日も五感を揺さぶる!
30年に亘り 百花繚乱の如く私の手元を通り過ぎた芸術品のような時計の数々。
前回のVol.①に続きまして 本日はVol.②をご紹介いたします。

 

オーデマ ピゲ
ジョン・シェーファー ミニッツリピーター スケルトン

 

1900年代初頭に大富豪のジョン・シェーファーがオーダーした時計を起源とするカルトウォッチ。
大変コンパクトながら美しい音色を奏でるミニッツリピータースケルトン仕様の珍しい逸品。
手巻き、Ptケース、世界限定:25本
内1本はm-floのバーバルが所有

 

A フェルディナント ベルトゥー
クロノメーター フェルディナントベルトゥ FBエディション1785

 

 

ケース径:44㎜、ブロンズ、手巻き、限定:5本
トゥールビヨン(フュゼチェーン)、コンスタントフォース機構
12時位置が分、2時位置が時、10時位置はパワーリザーブ
大型のトゥールビヨン機構はケースバックから確認できます。

 

超複雑なムーブメントですが実は触感と音にもこだわりを持って作られた作品です。
リューズを巻き上げた時の心地よいコハゼの音、巻き感。また大振りなテンワがゆっくりと時を刻む音は複雑さやクオリティの先にある五感をも満たしてくれます。
開発に大変な時間とコストに糸目をつけず完成した時計です。

 

カルティエ トノー
2タイムゾーン スケルトンウォッチ 手巻き

 

 

美しく装飾された二つのシースルームーブメントで時間(GMT)を表示。
大きくカービングしたケース形状は手首にフィットする。
カルティエの歴史的名作「トノー」をより芸術性豊かに創り込まれた稀少作。

 

ブルガリ オクト トゥールビヨン

 

紀元前のローマ帝国時代の本物のアンティークコインをハンターハッチに使用。
ハッチを開けると美しいスケルトンのトゥールビヨンムーブメントを堪能できます。

 

極めてレアな品と言えます。

 

NAOYA HIDA&Co.NH TYPE 1B

 

ケース径:37㎜、SS (904L)、手巻き。
2019年に7本のみ生産。
現代の日本における最新の精密機械工作と手作業を組み合わせたコンセプター飛田氏の英知を結集した渾身の逸品。
渋みと蘊蓄のあるデザインワークと、こだわり抜いて製造された極めて稀少なハンドクラフトを堪能できる。

 

グルーベル・フォルセイ

ダブルトゥールビヨン30°テクニック

 

 

顧客様の特注により製作したユニークピース
6姿勢誤差僅か0.3~0.8秒の究極精度のトゥールビヨンに全て”IF“D~Eカラーのバゲットダイヤを210個セッティング。リューズにはバゲットルビーをセットしてアクセントに。
ケース径:47.5㎜、RG、手巻き。
同軸で外側が4分で1周。内側が60秒で1周する。
トゥールビヨンゲージを搭載。
華麗さと貫禄、凄味が同居する逸品でした。

 

ショパール L.U.C.フルストライク
ミニッツリピーター

 

ケース径:42.5㎜、RG、ジュネーブシール、限定:20本
風防とゴングをサファイアクリスタルで一体成形。
リューズのプッシュを押すことで起動するミニッツリピーターはクリスタルの風防までもスピーカーのように響かせ、これ迄にないクリアで美しい音色を実現しました。
こちらの動画をcheck↓↓↓

 

 

ウブロ ビッグバン トゥールビヨン

 

パワーリザーブ5Days サファイア 405.JX.0120RT
5Days、シリコンベルトを含め、クリスタルの透明感が際立った特異性をアピール。

ケース径:45㎜、サファイアケース、手巻き、5Days トゥールビヨン、限定:99本

 

ゴリラ ファーストバック GT ドリフト

 

 

ラグジュアリー感を持つ 日常気軽に使えるユニークな現代風のスポーティウォッチ
ヴォーシェ マニュファクチュールとのコラボで誕生したモデル。遊園地のコーヒーカップの遊具のようにぐるぐる回転しながら周回し、時間を表示する。
このモジュールの開発責任者は日本人時計師の浜口 尚大氏

ケース径:44㎜、フォージドカーボンケース、自動巻

 

Vol.③は現在 制作中です!楽しみにお待ちください!

「こんな時計があったのか!シリーズ」Vol.①

今も印象に残る時計たちとの一期一会
トゥールビヨンやクロノグラフを内蔵する驚愕の超絶機構。時を知らせる心地よい音色のミニットリピーター・・・。
人の英知を結集して生まれた時計達はいつの日も五感を揺さぶる!
30年に亘り 百花繚乱の如く私の手元を通り過ぎた芸術品のような時計の数々をご紹介します。

 

まずはVol.①をご覧下さい。

 

ヴィアネイ ハルター アンティコア
デイデイト ムーンフェイズ

 

 

コンパクトなサイズで独創性に溢れ 奇々怪々な印象を持ちながら バケットサファイヤで各ダイヤルを取り巻き、ベースにはダイヤモンドを敷き詰めた美しいタイムピース。
極めて珍しい逸品でした。
ハルター氏はハリーウィンストンの有名なオーパスシリーズのNO.3を手掛けた独立系有名時計師。

 

ファベルジュ ピーコック 手巻き

 

 

ヴァンクリーフ&アーペルのポエティックコンプリケーションを手掛かりにジャン マルク ヴィダレッシュが制作。
周回するアウトサイドリングとくじゃくの装飾が羽根を広げることで時刻を表示。
外周には白蝶貝を使用し エレガントさを増長しています。

 

F.P.ジュルヌ オクタスポーツ チタニウム

 

 

どことなくフレンチテイストを感じる雰囲気を持つF.P.ジュルヌの時計。
そのコレクションの中では珍しいスポーツタイプ!
素材がアルミからチタンに変更されたが、それでも80gを切る超軽量ブレスレットモデルは、軽快な装着感と明快な視認性も魅力。
いまでも個人的に大好きなF.P.J
ケース径:42㎜、パワーリザーブ:120時間

 
 

ローマン ゴティエ ロジカルワン

 

 

最先端の金属加工技術と伝統的手仕上げ。
ローマン ゴティエのプロデュースでスイス屈指の時計師”パトリック マルタン“が製作。
チェーンフュジーを持つこのシリーズは間もなくディスコンに。

ケース径:43㎜、チタニウムケース
プッシュボタン式巻上げ
チェーンフュジー機構(鎖引き)
2013年 ジュネーブウォッチグランプリGPHG
メンズコンプリケーション部門 グランプリ獲得モデル

 

ローラン フェリエ
ガレ マイクロローター クロワゾネ ピースユニーク

 

 

ダイヤルのクロワゾネ製作はその世界の第一人者 アニタ ポルシェ女史にお願いしました。
息をのむような鮮やかで妖艶な色彩に仕上がっています。

 

ハリー ウィンストン オーパス14

 

 

ケースサイドのレバーを操作すると、内蔵された小さなディスク4枚が入れ替わり、ローカルタイム、GMT、日付を表示。
ハリウッド・オブ・フェームに基づくスターの絵柄にハリーウィンストンのシグネチャーがそれぞれ表示されます。
まさに夢のようなハイコンプリケーションとしての完成度。
手巻き、WG、限定50本
ディスク入替式 オートマトンコンプリケーション
開発は優秀なる若手時計師の二人、フランク オルニーとジョニー ジラルダン。
イメージはロックンロールのダイナー、ジュークBOX。

 
 

ヴァンクリーフ&アーペル
ポエティック コンプリケーション
レディアーペル ポンデザムルー

 

 

手巻き、WG
時を表す女性と分を表す男性が、レトログラードで歩み寄るロマンチックなモデル。
製作日、ジョン マルク ヴェダレッシュ(アジェノー社)
(ファベルジュピーコックと同じ)

 
 

A.ランゲ&ゾーネ トリプルスプリット 424.038

 

 

ケース径:43.2㎜、WG、手巻き、世界限定:100本
秒、30分積算、12時間積算にラトラパント機能を搭載した。
トリプルスプリットという現代において新たに生まれたファンクションモジュール。
ダブルスプリット、トリプルスプリット共にA.ランゲ&ゾーネだけの機構。

 
 

グルーベル・フォルセイ コンテンポラリーテンプ

 

 

大振りなテンワにツインバレルを擁するムーブメントを絶妙なバランスでアレンジした秀作。
丸みをもって削られたサファイヤガラスによって、クラシカルな印象に仕上がっている。
ムーブメントは極めて微弱なトルク伝達で、動力効率を上げ、安定した精度を生み出した秀作。
ステファン フォルセイ氏曰く、羽根で触れる程の微細なトルク伝達でムーブメントを作動させると…

 

 

手巻き、WG、世界限定33本
ケース径:39.6㎜、大型ケースの多かったグルーベル・フォルセイ初の40㎜以下ケース。
添付のバックはスケルトンではなくブラックポリッシュ。

 
 

アラン シルベスタイン
サイクロープ スケルトン リミテッドエディション

 

 

 

クリスタルのディスクがムーブメントの上に2枚。
それぞれ逆方向に回り、時を表示する。
今 示しているのは12時2分。
鬼才、アラン シルベスタインはバウハウスの設計思想を持ち、全体の完成度は美しくPOPなユーモアもあり、少量限定生産でユニークな印象はとても魅力的なタイムピース。
自動巻、SSケース

 
 

Vol.② は近々 公開予定です!

 
 
 

Ref.6300G グランドマスター・チャイム

長く時計を扱う仕事をしている中で、
最も印象に残っている腕時計をご紹介いたします。

 

 

パテック フィリップ Ref.6300G グランドマスター・チャイム。

 

同社の腕時計史上最も複雑なタイムピースで、
1366個ものパーツによって構成される現行モデルの最高峰。

 

手仕上げによるクル・ド・パリ装飾が施されたブルー・オパーリンダイヤルは
極めて視認性が高く、整然と配された複雑機構は
それぞれが手作業における真骨頂と言えるものです。
確実性高く駆動する5つのチャイミング機構(グランドソヌリ、プティットソヌリ、ミニット・リピーター、チャイムによるアラーム、デイトリピーター)は素晴らしい音色を奏でます。

 

複雑時計の製造において、常に最先端を突き進むパテック フィリップには、
このRef.6300の起源となる歴史的名作が数多くあります。

 

 

「グレーブス・ウォッチ」
今なお語り継がれる伝説の名作で、1930年代に
アメリカの著名な銀行家ヘンリー・グレーブス・ジュニアの依頼により
約5年の歳月をかけて製作されました。

 

24の複雑機構を備え、当時における時計史上では最も複雑な時計でした。

 

 

「キャリバー 89」
1989年 創業150周年を記念して、グレーブス・ウォッチを上回る
33の複雑機構を備えたこの時計を発表し、パテック フィリップは
更なる技術的進化を世界に知らしめました。

 

人類の英知の結晶といっても過言ではない究極のタイムピースです。

 

 

「5175R-001」

Ref.6300の起源であり、初めてグランドソヌリを搭載した腕時計。
2014年 創業175周年を記念して製作・発表された中で最も話題となったタイムピース。

 

わずか7本のみ製作され、そのうち1本はジュネーブの
パテック フィリップ・ミュージアムに展示されています。
5175R-001のムーブメント部品総数もRef.6300と同じ1366個。
細部まで彫金装飾されたユニークなリバーシブルケースの時計本体は、
グランドマスター・チャイム用に開発され、
ケース(外装)だけでも驚くなかれ214個以上のパーツで形成されています。

 

 

どちらの面からも、視覚と聴覚で究極の複雑機構を堪能することができます。

 

 

「6300A-010」

2019年にジュネーブで開催されたチャリティーイベント〝オンリーウォッチ″に
出展したステンレス製のオンリーピース Ref.6300Aは、
3100万スイスフラン(約35億円)で落札され、史上最も高価な腕時計として話題になりました。

 

価格的な話題性よりも、チャリティーを通じて時計が文化的に貢献するという
非常に価値のある出来事だったと思います。

 

 

このように、Ref.6300の系譜にあるモデルはそれぞれに逸話があり、
常にその時代の究極であり続けてきました。

 

5つのチャイミング機構を持つタイムピース。その澄んだ音色は
歴史的な深みをも含有した手造りによる芸術品とも言えるもので
現代において最高峰の座にあり続けると思います。

 

 

 

・18KWGケース47.7㎜
・手巻ムーブメント
(キャリバー 300 GS AL 36-750 QIS FUS IRM)
・グランドソヌリ、プティソヌリ、ミニット・リピーター
(グランドソヌリ:正時に低音、15分ごとに低・高低音で時刻を知らせる
プティットソヌリ:正時の低音は同じ、15分ごとに高低音でクォーターの数のみが鳴る
ミニット・リピーター:プッシュボタン、レバーの操作により高音、低音、両方の組み合わせの3種類の音で現在の時刻を知らせる)
・チャイムモード表示(サイレント、グランドソヌリ、プティットソヌリ)
・チャイムによるアラーム機能
・デイトリピーター(日付を音で知らせます)
・瞬時日送り式永久カレンダー/時回り輪列パワーリザーブ表示
・チャイム機構パワーリザーブ表示
・チャイム機構隔(ON/OFF)表示
・第2タイムゾーン昼夜表示
・曜日表示、月表示・日付表示(両面)・閏年サイクル
・4桁の年表示・24時間時・分表示
・リュウズの位置表示(巻上げR、アラーム時刻設定A、時刻合わせH)・ムーンフェイズ・部品総数:1366
・ムーブメント(時回り輪列)の連続駆動可能時間:72時間
・チャイム機構の連続駆動可能時間:30時間
・テンプ:ジャイロマックス
・振動数:25,200振動(片道)/時(3.5Hz)・Spiromax®

 

 

Patek Philippe Collection
→https://www.kamine.co.jp/watch/patek-philippe/mens/
≪SHOP INFO≫
カミネトアロード店 2F パテック フィリップ・フロア
https://www.kamine.co.jp/shop/torroad2/
TEL:078-321-0039
営業時間 10:30~19:30

2019年のお正月から9月の末迄 丸々9ケ月間の 大改造工事を終え、昨年秋にリノベーションオープンを果たした名門 廣野ゴルフ倶楽部。

 

実はこのブログ、昨年の2020年 2月 コロナ騒ぎが始まる前に作りましたが、「自粛」の為 約1年間封印しておりました…
今尚 コロナ感染は油断なりませんが、本格的なゴルフシーズンを前にその沈静化を願って謹んでupさせて頂きます。

 

約9ケ月間の大改造工事を終えて 名門廣野ゴルフ倶楽部は 昨年の秋、リニューアルオープンを果たしました!
ゴルファーにとって 最良の季節(4~6月)も閉鎖し、丸々9ケ月間もかけてコースを改造するとは果たしてどんな事になっているのか・・・

2020年2月の比較的暖かい日、 親しいお客様にお誘い頂き 再び訪れるチャンスに恵まれました。

 

 

クラブハウスやレストランは、そのまま姿を変えない重みと落ち着きのある独特の「廣野」の印象。

 

クラブハウスからコースを一望しながら、よくもこの住宅地の真ん中にこんな広大なコースがあるものだといつも思います。

 

 

日本を代表するゴルフ場として知られる廣野ゴルフ倶楽部は、アメリカゴルフダイジェスト誌発表の世界ランキングでは21位、アメリカゴルフマガジン誌の同発表40位と、いずれも日本勢では最上位。日本で最も世界的評価を得ているゴルフ場といって差し支えないようです。

 

C.H.アリソン(英国人)により1930年に設計されましたが、今回の改造では1932年の開場当時の姿にできるだけ近づけることがコンセプトとか。
改造を担当したのはアリソンと同じ英国人で世界の名コースの設計実績があるマーティン・エバート氏
改造することのテーマは、なんと「コースレートを日本一難しくする」

 

それではコースの一部をご紹介します。
これは改造前の7番ショートホールの写真。

 

ただでさえ難しい距離の長いスペクタクルなこのショートホールは、僅かに以前の印象を残しながら 周辺に多くのバンカーが配され 盛り土の造成でホール自体の印象が変わってしまった感じです。
グリーンに近づく程に恐ろしいばかりの高低差のあるバンカーに囲まれており、ここのティーグラウンドに立つ都度、その右サイドのやっかいさを思い出すことになるでしょう。

 

グリーン右サイドはまるで「崖」のバンカー地獄。黄色いマーカーのように「人」がこれだけ小さく写る程のスケールなのです。

 

廣野のゴルフコースは全体に大半のグリーンはアリソンバンカーに囲まれた砲台で、ボールマークがつかない程硬く ポテトチップスのようになだらかにうねっています。

 

その硬いグリーンにオンしてもスピンのかかった打球でないとすぐにグリーンサイドにはじかれ こぼれてしまいます・・・汗

 

元々 ここのバンカーは手造りでしたが、新しくなったバンカーも更に手を加えて その形状はまるでサメの歯あとのようにギザギザになっています。そのひとつひとつを職人さんが手で物凄い時間をかけて形成していったというから驚き。

数多く増やされたイングランドのコースの様なブッシュ風のフェアウェーバンカーやグリーンまわりのアリソンバンカーは、個性際立ちこのコースににまた新しい表情を加えています。

広々としながらも随所に池や谷、そして立派な黒松に囲まれたその雄大なコースは正に貫禄を感じさせます。

 

私個人のゴルフは永遠のルーキー(笑)
ゴルフコースを評するような立場ではありません・・・

 

スコアはさることながら 日常とかけ離れたゴルフ場の自然美、静けさの中の鳥の鳴き声。
そんな自然の中に入り浸るアウトドアスポーツの魅力。
ゴルフ場はそれを感じて余りあるものがあります。

 

そしてクラブハウスでの一杯の生ビール
「健康第一!」「ゴルフ万歳!」

またここ廣野ゴルフ倶楽部を訪れる日が来ることを願って。

A.ランゲ&ゾーネ ダトグラフ

第二次世界大戦以降1994年にドイツ・グラスヒュッテで再建された、ドイツが誇る最高級時計メーカー「A.ランゲ&ゾーネ社」
写真は近年 増築し超近代化した新社屋。

自然に調和した佇まいと設備は太陽光や地熱発電など採用し、完全にエコロジカルな建築設計になっています。

ここで生まれるコレクションの中にランゲ史の中でも燦然と輝く名作「ダトグラフ」が存在します。

実はこの時計の製造コンセプトの起点は文字盤なのです

 

本来、時計はムーブメントありきで製作していくのですがダトグラフはその逆。

1990年にウォルター・ランゲと共にランゲを再興したギュンター・ブリュームラインと当時の製品開発ディレクターであるラインハルト・マイスとのクリエイティブミーティングでまず文字盤のコンセプトが生まれ、そこからムーブメントの設計に移りました。

そのコンセプトとは「黄金比」です。

黄金比は近似値 1:1.618(約5:8)という比率で、全ての表記が人に美しいと感じさせる比率と言われています。特徴は、短い辺を基準に正方形を作成すると残ったほうの長方形も1:1.618の対比になるという点。

この黄金比、古くからは紀元前430年に建築された古代ギリシャのパルテノン神殿の設計にも採用されています。

 

現代ではApple社のロゴにもこの黄金比が使われていることで有名です。

ダトグラフも表記が多いダイヤルながら美しく感じるのは、全面隅々にまで行き渡る この緻密な計算があってこそです。

 

ひとつの例をとってみると、アウトサイズデイト2つのサブダイヤルの配置正三角形を形成しています。そういう所が黄金比率に基づいた数学的プロポーションが取れた秀逸な文字盤のレイアウトデザインになっている由縁です。

 

その文字盤のレイアウトに沿ってムーブメントを設計するという難題はランゲの技術者、ムーブメント設計担当であるアネグレット・フライシャー氏に託されました。

 

手作業で完全に磨き上げられたパーツを複雑な立体的階層で組み上げたムーブメント(L951.6)は、まるでガウディ建築の様です。

 

時計のムーブメントながら芸術的な建造物とまで言われており、その壮麗なムーブメントは磨き上げられた重厚なプラチナケースに収められます。

建築物や芸術品の世界において、緻密な計算の元に生まれた構造物は、時を超え人々を魅了していきます。
高級時計としてのダトグラフも未来にまで語り継がれる名品の資質を備えているのです。

 

時計の製造と仕上げで世界的に著名な巨匠、フィリップ・デュフォー氏もダトグラフを自身で所有し、そのたぐいまれな品質と美しさに賞賛を送っているのを何度も耳にしました。

 

ドイツの誇る格式高い「高級クロノグラフの傑作」A.ランゲ&ゾーネ ダトグラフを是非お手に取ってご試着してみてはいかがでしょうか。

ダトグラフ・アップ/ダウン 
Ref.405.035、Cal.951.6
ケース径:41㎜、ケース素材:プラチナ
防水:日常生活防水、パワーリザーブ:60時間
価格:¥10,901,000(税込)

*A.ランゲ&ゾーネ製品は、2021年3月15日より値上げが予定されています。

詳しくはカミネ旧居留地店へお問合せください≫≫≫https://www.kamine.co.jp/shop/maison/

A.LANGE&SOHNE COLLECTION≫≫≫https://www.kamine.co.jp/watch/a-lange-and-sohne/

 

 

旅と万年筆の思い出

10年近く前 筆記具と腕時計メーカー モンブランの視察ツアーで北イタリアのバッサノという地を訪れた事がありました。

「バッサノ・デル・グラッパ」という風光明媚な古都は、イタリア北東部のアルプスからの空気が流れ込む町で蒸留酒のグラッパの生産でも有名なところです。

 

その街のはずれにイタリアの由緒ある筆記具メーカー モンテグラッパの歴史的な製作所があり、古いペン工場と過去の作品、資料を集めた博物館も見学しました。

 

バッサノは第一次大戦で、ヨーロッパ諸国からの攻撃を食い止めるイタリア防衛の最前線となり、多数のイタリア人将兵の犠牲が出た地域です。

「武器よさらば」などで有名な文豪アーネスト ヘミングウェイがイタリア軍に従軍していた際に滞在した事のある地でもあるようです。

 

その博物館には 当時 最前線で若き兵士がその地の万年筆を使い、郷里の家族や恋人宛てに綴られた手紙が額に入れられ多数展示されていました。

ぼろぼろになった藁半紙に滲んだインクのレター。
それらは投函されないままの手紙だったのでしょう。

当時、現地で案内してくれたガイドさんが手紙の何通かを訳してくれましたが、実に純朴な思いを記したもので胸が熱くなったのを覚えています。
万年筆で書いた滲んだインクのゆがんだ文字が、余計に心に迫りました。

世界一の筆記具メーカー モンブランは私達をバッサノへ連れて行き「ペンが持つ本当の意味」を教えてくれたのだと回想しました。

 

今、メールやラインでのメッセージが当たり前となりましたが、やっぱりその人の肌感覚が伝わる直筆のレターやメッセージを受け取るのは嬉しいものですね。
たとえ万年筆でサインを一筆入れるだけでも人間味のある印象になります。

 

昨今は コロナ禍による行動や旅の制限で、思いがけず世界も視野も狭まってしまったように感じることもしばしば・・・。

自粛を余儀なくされ 海外出張も多かった生活が一変し、変化のない毎日に息が詰まることもあり、時折 情緒を失っているように感じ 感傷的になったりします。

変化のない毎日だからこそ そばにいる大切な人へ万年筆で たとえ滲んだ下手な字でも思いを込めてレターを書いてみるのも良いものですね。

 

2月になりましたら 節目のシーズンに向けて年に一度の「モンブランフェア カミネ元町店」開催予定です。
どうぞご期待下さい。

MONT BLANC COLLECTION ≫≫≫ https://www.kamine.co.jp/watch/mont-blanc/

カミネ 元町店 ≫≫≫ https://www.kamine.co.jp/shop/motomachi/

美しいパリの街角は今・・・。

 

 

 

 

 

 

遠い彼方へ思いを馳せて

パテック フィリップ ワールドタイム。

 

 

パテックフィリップを代表するモデルの一つワールドタイムには

レディースモデルもラインナップされています。

パテック フィリップ「ワールドタイム 7130」は、

世界24主要都市の時刻が同時に分かる複雑機構(コンプリケーションウォッチ)搭載ですが、

その操作は実は非常に簡単で複雑機構に馴染みのない女性でも決して面倒な操作ではありません。

 

 

10時位置のボタンでホームタイム(12時位置)を

現在のご自身の都市名に合わせると、自動的に他の23カ国の時刻が

外周リングによって読み取れます。

 

ご旅行に行かれた際は、その旅行先をホームタイムに(12時位置)に設定すると

他の国や日本が何時なのかを簡単に読み取れます。

 

今はなかなか旅行にも行けなくなっていますが、時折ふと文字盤のハワイ時刻を見た時、

以前、旅行したワイキキビーチの美しいサンセットの想像をするだけで心がハッピーになり、

パリの時刻を見た時は美しいパリの街は今・・・。と

世界各地への旅情が掻き立てられます。

パテック フィリップのワールドタイムは時を知らせるだけでなく、

世界に思いを繋ぐ時計でもあるのです。

 

 

RGはアイボリーで優しい印象です。

両モデルともオパーリン文字盤モデルと同様、24時間リングの内側

(文字盤のセンター)に非常に細かい手仕上げのギヨシェ装飾が施されています。

 

Ref.7130

ケース径:36㎜ ケース素材:RG

防水:3気圧 自動巻

 

 

レディース・ワールドタイムはメンズモデルと同じようにWGとRGがありますが、

それぞれで文字盤の色が大きく異なり趣が変わります。

WGモデルの文字盤は美しい知的な印象のブルーグレー。

 

 

ケース・バックからは、カラトラバ十字が彫金された22金マイクロ・ローターが搭載された

美しいCal.240 HUを見て楽しめます。

 

 

ピンバックルにもダイヤが埋め込まれており、細部に亘り隙がありません。

早くワールドタイムを腕に着けて、世界の都市を訪れる日がくることを願って・・・。

 

パテック フィリップのお問合せは

カミネ トアロード店2F パテック フィリップ・フロアまで

何なりとご相談ください。

Tel.078-321-0039

営業時間 10:30~19:30

≪SHOP INFO≫

https://www.kamine.co.jp/shop/torroad2/

 

CALENDAR

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
LINE

LINE友だち追加して
お問い合わせ