Patek Philippe Floorブログ

Ref.5296G-001

カラトラバ・シリーズといえばパテック フィリップを代表するタイムピースとなります。その中でも少しユニークな文字盤のモデルをご紹介いたします。

Ref.5296G-001です。

ケースの形は38ミリのラウンドで非常にシンプルですが、文字盤が特徴的なモデルになります。こちらのモデルのオリジナルは1934年に誕生した「Ref.96 SC」で、センターセコンドのタイムピースでした。当時、スモールセコンドが一般的で、センターセコンドは高度なムーブメント技術の証でもありました。

独特な文字盤デザインは、内側から外側に向かって時間・分・秒目盛が配置されていますが、とりわけセンターセコンド針に対応するシュマン・ド・フェール(レール)型目盛りは印象的です。

1/5秒間隔で細かく描かれたこの目盛りは、秒単位で正確に時間を表示する精密さを象徴するものでした。

そのデザインは「Ref.5296」にも忠実に受け継がれ、ここにもカラトラバの美学を継承するタイムレスなエレガンスが息づいています。

カラトラバ
Ref.5296G-001

・自動巻きムーブメント
・キャリバー 324 S C
・センターセコンド
・2トーン・シルバー文字盤、ブルー・インデックス
・サファイヤクリスタル・バック
・ホワイトゴールド仕様
・ケース径:38mm
・3気圧防水
・¥3078000(税込)

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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