Patek Philippe Floorブログ

パテック フィリップの年次カレンダー搭載クロノグラフ5960/01G

 

 

 

 

 

 

年次カレンダー搭載クロノグラフ5960は、2006年に初めてプラチナモデルが発表されて以来、多彩なラインナップが展開されてきました。

完全自社開発の自動巻きフライバック式クロノグラフムーブメント「CH 28-520 IRM QA 24H」が初めて搭載されたことと、更にそれに年次カレンダーのモジュールを重ねたダブルコンプリケーションとして話題となりました。

当初はアントラサイト・シルバー文字盤のみでしたが、文字盤の色違いやケースの素材違いも次々と発表されました。

特に2014年に発表された5960/1Aは、スポーツモデル以外では極めて珍しいステンレススチール(しかもブレスレット付き)仕様のモデルでした。

 

 

 

 

 

 

 

5960/01Gのスポーティーな針やインデックスのデザインはこのステンレスモデルを踏襲しています。

また光沢を抑えたブルー・ニス塗装の文字盤やブラウンのカーフベルトなどは2015年に発表されたカラトラバ・パイロット・トラベルタイム5524Gと共通するものがあります。

 

 

 

 

 

 

幅は違いますが、ピンバックルは5524モデルと同じデザインです(写真は青い保護シールが貼られた状態です)

通常の秒針はありませんが、摩耗の少ない垂直クラッチ式のクロノグラフ秒針を常時動かし、代わりとして使うことが可能です。フライバック・クロノグラフなので、急に計測が必要になった場合は、スタートボタンを押すだけで針を瞬時に帰零させ、計測を始める事ができます。

年次カレンダーはパテック フィリップが1996年に特許を取得した大変便利な機能で、3月1日にだけ調整をすればそこから1年間はカレンダーの早送りが不要になります。

日常使いにも最適です。

ぜひその素晴らしさをお手に取って実感ください。

カミネ トアロード本店2F
パテック フィリップ・フロア

Tel.078-321-0039
Open.10:30 ~19:30(無休)

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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