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A.ランゲ&ゾーネ:世界初の5分式時計

 

A.ランゲ&ゾーネ創設者アドルフ・ランゲは、15歳の頃に高名な宮廷時計師ヨハン・クリスティアン・フリードリッヒ・グートケスに弟子入りし、時計作りの見習いからスタートしました。

 

 

 

 

 

(左:グートケス、右:アドルフ・ランゲ)

 

手先が器用で聡明なアドルフ・ランゲは、すぐに時計師としての才能をグートケスに認められます。

 

 

 

 

 

 

 

 

(ドレスデンのランドマークとなるゼンパー歌劇場)

建築家ゴットフリート・ゼンバーがドレスデンに歌劇場を建築する際、国王から客席に大きな時計を付けるようリクエストがありました。当時は上演中に照明を落とした客席で観客が懐中時計のリピーター音を鳴らすことが多く、国王はその雑音を快く思っていなかった為です。

劇場内の時計の依頼を受けたグートケスは、アドルフ・ランゲら弟子たちと共に、舞台上方に遠い席からもはっきり見えるよう数字の書かれた2つのホイールを設置したいわゆる「デジタル式」手法の時計を作製しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

時間表示ホイールは1時間おき、分表示用ホイールは5分単位で回転する5分式時計は、当時世界初の驚異の技術として話題となりました。視認性に優れ、瞬転時に音もなくなめらかに時を刻む逸品です。

現在のゼンパー歌劇場5分式時計は、これまで火事等による焼失で現在4代目。今でも観客へ向けて時を刻んでいます。

5分式時計のデザインはA.ランゲ&ゾーネを象徴するアウトサイズデイト、ツァイトヴェルクの瞬転デジタル表示へと受け継がれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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皆様のご来店をお待ち申し上げます。

 

カミネ旧居留地店:078-325-0088

 

 

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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