Patek Philippe Floorブログ

パテック フィリップの歴史に彩りを添えるゴールデン・エリプスが入荷

名作のゴールデン・エリプス(黄金の楕円形)が入荷しました。

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ゴールデン・エリプスのWGモデル

3738/100G-012 が入荷しました。

YGモデルは青文字盤ですが

こちらは、アントラサイト・ソレイユの文字盤です。

 

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自動巻きにもかかわらず、この薄さ。

超薄型自動巻きムーブメント「Cal.240」が搭載されています。

ゴールデン・エリプスの特徴は、ケース形状にあります。

丸でも角でもない楕円は、華やかながら気取りのない上品さがあります。

やさしく、気品のあるこの形を表現するなら、京ことばの「はんなり」でしょうか。


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最も美しいと称される黄金分割法を用いてデザインされている形状。

黄金分割法とは、黄金比に準ずるもので様々な分野のデザインなどに多用される

「黄金比」は、美しく調和のとれた割合のことです。

均整のとれたフォルムは美しく、美的感覚をシンプルに表現します。

実際に人の脳は、無意識にこの比率を美しいと反応し 判断するそうです。


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エリプスの発表は1968年。

50年近くたっても不変のデザインは、まさに時代を超越したデザインといえます。

この1960年代後半という時代は

時計の歴史でいえばクオーツショックがおこる少し前、日本は高度経済成長期真っ只中です。

 

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航空機はジェット機になり、プライベートジェットで世界を飛び回る

いわゆる「ジェットセッター」と呼ばれるリッチな人々が現れた時代でもありました。


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ゴールデン・エリプスは、そういった人々の心を瞬く間に捉え、支持されるようになりました。

落ち着いたデザインの美観と、薄くつけ心地の良い機能性も起因しているのでしょう。


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先ほど不変のデザインといいましたが

このエリプス、初代と現行の間には数多くのさまざまなバリエーションが存在します。

パテックフィリップのAuthorized Biographyにも

大きさ・文字盤の色が微妙に違うものが掲載されています。


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このあたりの微妙な差はさることながら

クオーツモデルやレディースモデルはもちろん

ブレスレット仕様のもの、ローマ数字の文字盤、

時にはベゼルの厚みが増したもの時には段差のついたものまでありました。

変わったものでいえば、ケースを90度回転させた横長タイプも印象的でした。


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さて、冒頭の入荷したモデルの写真でご覧いただきますが

ゴールデン・エリプスのもうひとつの特徴は、ラグをもたないケースデザイン。

ベルトは特殊な取り付け方法のため、ケースとの一体感があります。


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専用の尾錠もケースと同じ楕円形。

ベルトの先端も丸くなっています。

一体感が出るもうひとつの理由です。

また尾錠の片側が定革の役割を果たすため、遊革しかないのもエリプスのベルトの特徴です。


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ちなみにコレクションに合わせてカフリンクスも発売されています。

これもまた紳士のたしなみといったところでしょうか。


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写真は私どもの社長の腕元。

長年にわたってエリプスを愛用されています。

これから薄着になる季節、革ベルトでも快適で軽やかな着用感のエリプス。

是非、店頭へご試着にいらして下さい。

 

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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