Patek Philippe Floorブログ

パテック フィリップのスプリットセコンド

パテック フィリップのスプリットセコンド 。 「割り剣」 とは

 

「二つのラップタイムを計測する。 」 そんな場面に出くわす時は、まず「ない」 。

ならば何故「スプリットセコンド」という製造が極めて難しいこの機種を各メーカーは敢えて造るのだろう。

それは、製造が困難だからこそ各社が技術力をアピールしたい為なのだと思う。

そんなスプリットセコンドの中でも他と一線を画し、ひと味違う

パテック フィリップのスプリットセコンドを2機種ご紹介します。

5204R001

 

永久カレンダーを併せ持つグランド・コンプリケーションです。

クロノグラフの秒針が2本ある事とリューズにもプッシュボタンが付いている事から

このモデルがスプリットセコンド・クロノグラフを搭載していると分かります。

時計の針のことを昔「剣」と呼ぶこともあり、

スプリットセコンドはクロノ秒針が二つに分岐する様子を表現するのに

「割り剣(わりけん)」と呼ぶ人もいます。

時計製作において、スプリットセコンド・クロノグラフ機構の製作は

トゥールビヨン、ミニットリピーターと並び

最も難しい仕事のひとつなの です。

スプリットセコンド・クロノグラフとは、一言で言えば

中間タイムを測定する事ができる高度な機構を組み込んだクロノグラフという事になります。

つまりメインの計測を止める事なくラップタイムが計れるのです。

ケース径:40㎜・RG

手巻き永久カレンダースプリットセコンド・クロノグラフ

防水:3気圧

 

 

 

こちらは 2015 年に発表された永久カレンダー機構を搭載していない

シンプルなスプリットセコンド・クロノグラフ5370P-001 です。

6時位置の“EMAIL”の文字はフランス語のエマイユ。(英語でエナメル)

本黒七宝・文字盤である事を表します。

黒いグランフー(高温焼成)エナメルの美しさは言うまでもありません。

この黒文字盤は今年生産終了となりましたが、入れ替わりの新作として

青文字盤(ブルーエナメル)が発表されました。

ケース径:41㎜・Pt

手巻きスプリットセコンド・クロノグラフ

防水:3気圧

カミネ トアロード店2F パテック フィリップ・フロアまで何なりとご相談ください。

Tel.078-321-0039

営業時間 10:30~19:30

SHOP INFO≫https://www.kamine.co.jp/shop/torroad2/

 

パテック フィリップ Twenty~4 4910/1200A

またまたパテック フィリップの新作の情報が届きました。

1999年の発表以来、常にベストセラーであった

角形のTwenty~4 4910/1Aモデルの生産終了が発表されたのは今年の初めでした。

店頭の在庫品が完売してしまった後も多くのお問い合わせを頂き、改めて人気の高さを実感していました。

そんな中、朗報が届きました。

文字盤のデザインが変わった新作として、4910/1200Aモデルが発表されたのです。

文字盤の色はブルー・ソレイユグレー・ソレイユの2色展開となるようです。

 

更に詳しい詳細はカミネ トアロード店2Fパテック フィリップ・フロアまでお問い合わせ下さい。

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永久カレンダー 5320G-001

永久カレンダー 5320G-001

 

 

永久カレンダーの中では、2017年に発表された最も新しいモデルです。

 

パテック フィリップの自動巻きムーブメントは、マイクロローターの

Cal.240とセンターローターのCal.324がありますが、

こちらのモデルはCal.324がベースに使われています。

 

近年のパテック フィリップの永久カレンダーでCal.324がベースになったものは、

レトログラード日付表示のついた永久カレンダーしかありませんでしたが、

(5159と5496)

 

この5320は6時位置のムーンフェイズに配されたポインターデイトになっており、

非常にすっきりとしたデザインになっています。

 

キャリバーの型番は324 S Q。

この S はセンターセコンドを現し、

その後の Qの一文字が永久カレンダー機構を現します。

例えばこれがノーチラスの5712モデルだったりすると

そのムーブメントはCal.240 PS IRM C LUとなり

それぞれ240=ベースムーブメント

PS=スモールセコンド

IRM=パワーリザーブ表示

C=日付表示

LU=ムーンフェイズ表示を現すのですが、

永久カレンダーになるとムーンフェイズが付いていても Q だけでいいようです。

 

デザイン的には特徴のあるペンシル型の時分針がまず目を引きます。

 

 

更にケースも非常に特徴的で、

2段のベゼルの1段目と2段目の間に3段のラグが付いているという凝りようです。

しかし、全体的な印象は非常にクラシック、クリーム色のラック文字盤もとても雰囲気があります。

 

パテック フィリップのお問合せは

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パテック フィリップ その伝統的なクロノグラフの変遷

5172G-001

 

 

 

 

 

 

 

 

この5172モデルは、2019年バーゼルフェアで発表され
今年からデリバリーが始まった新作。

完全自社開発製造の手巻きクロノグラフムーブメントCH 29-535 を搭載。
2010年に発表された5170モデルが
2019年に生産終了になるのと入れ替わりに発表された後継モデルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このモデルに搭載されているキャリバーCH 29-535
伝統的なアーキテクチュアー(手巻き、コラムホイール、
水平クラッチ)を備え、6つの技術特許で保護された
技術革新を含んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年発表のこのモデルは、何年もかけて仕様変更され
クロノグラフを作動するプッシュボタンが
これ迄の角型から丸型に変更されプッシュボタンの
頭の部分には非常に繊細なギョウシェ彫りが施されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラグ部分は特徴的な3段ラグになっており、
前面のサファイヤクリスタルも少し角のあるボックス型
仕様で より古典的な味付けになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5170モデルが発表されるまで生産されていた
手巻きクロノグラフ 5070モデルに
搭載されていたムーブメントCH 27-70
ヌーヴェル・レマニア社がパテック フィリップの為にのみに特別生産し
ほぼ自社製と言っても過言ではないものでしたが
それでもマニファクチュールとして
パテック フィリップは新たにCH 29-535 を開発するに至りました。

 

 

 

 

 

 

 

たパテック フィリップはCH 29-535 の発表以前の2006年に
やはり完全自社開発の自動巻きクロノグラフムーブメントCH 28-520 を発表しましたが
こちらは垂直クラッチにフライバック機能も搭載した現代的な仕様となっています。
※上の写真はCH 28-520 を搭載した5905モデルです

過去に発表された5170シリーズは
製造年度、マテリアルによって
ダイヤルアウトサイドのメーター類が変化しています。

ラグを含め、ケーシングはシンプルな構造で
プッシュボタンも長年 角型でした。

年々進化していく5170の変遷をご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

5170J-001(2010年発表)
外周メーターはパルスメーター

 

 

 

 

 

 

 

 

5170G-001(2013年発表)
パルスメーター

 

 

 

 

 

5170R-001(2016年発表)
外周メーターはレイルウェイ分刻みのみ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5170P-001(2017年発表)
外周メーターはタキメーター

 

 

 

 

 

 

そしてこの新作5172Gタキメーター
プリントされます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このようにパテック フィリップ社は
クロノグラフひとつとっても 歴年で少しずつ改良。

近年のスタイリングも念頭に仕様を変更し
新鮮なイメージで、少数生産を維持しながら
常に新たな製品をリリースし続けているのです。

 

 

 

 

 

 

 

パテック フィリップのお問合せは
カミネ トアロード店2F
パテック フィリップ・フロアまでお気軽にどうぞ。
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パテック フィリップのTWENTY~4®

Last Call !!

TWENTY∼4®が生産中止に・・・。

ラストワンで入荷したブルー・ソレイユダイヤルをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

1999年の発売以来 20年間ベストセラーであり続けた角型のTWENTY∼4®の生産終了が発表されました。(丸型のTWENTY∼4 オートマチックが後継となります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TWENTY∼4®というネーミングはご存知の通り

24時間どのようなシーンにも寄り沿うというところから来ています。

昼間はオフィスで仕事をこなし、夜はそのままドレスに着替えてディナーに出掛ける女性のイメージです。
今でこそ一般的ですが、ゴールドよりも固いステンレススチールにダイヤモンドをセッティングする事は
当時はまだ技術的に大変難しい事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TWENTY∼4®に使用されているステンレススチールは
アンチアレルギーで、
肌との相性に優れた最高品質の物を使用。

ひとコマずつカーブしたパーツで構成されたブレスレットは
どんな女性の腕にも心地よくフィットします。

 

99年の発表当時、文字盤の色は
《フォーエバー・ブラック》《タイムレス・ホワイト》《エターナル・グレー》
の3色展開で、この《パーフェクト・ブルー》は2010年に追加されました。

 

TWENTY∼4® “Perfect Blue” Dial
4910/10A

ケースサイズ:25.1×30㎜、ステンレススチール
クオーツ、防水:3気圧
36個(約0.45ct)のダイヤ付きケース
10個のダイヤインデックス
オニキスをセッティングしたリューズ

文字盤はツヤがあり
角度によっては黒っぽくも見え
艶っぽく美しいブルーに仕上がっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロングセラーでありながらディスコンになるのは残念ですが、
名作が姿を消し、その後に価値を上げていくのは高級時計のひとつの文化でもあります。


カミネ トアロード店2F パテック フィリップ・フロアでは、パテック フィリップ コレクションを多数取り揃えています。ぜひお手に取ってご覧ください。

カミネ トアロード本店2F パテック フィリップ・フロア Tel.078-321-0039、Open.10:30~19:30(無休)

 

3/20(金祝)~22(日) パテック フィリップ・フロアにて

春の訪れを祝う「Blooming 3days」を開催。素敵なギフトをご用意しています。

 

シリシウムについて

今では多くの腕時計のパーツに採用されているシリシウム(シリコン)。その新しい素材を活用する時計製造。この分野でも、パテック フィリップ社の開発過程は実に慎重なもので、マニアから注目を集めるものでした。
パテック フィリップ社は、2005年にパテック フィリップ・アドバンストリサーチ部門を創設し、シリコン・ベースのハイテク素材 silinvar®製によるいくつかの先進的な構成部品を開発しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この「アドバンストリサーチ」と名が付く限定モデルは過去5モデル存在し、1本目から3本目までは年次カレンダーをベースとして生産されました。

 

2005年 Silinvar®製のガンギ車を発表。またこれを搭載した5250モデルを限定生産で販売しました。
5250G

 

 

 

 

 

 

 

 

2006年 Spiromax®と名付けられたひげゼンマイを発表。これを搭載した5350モデルを限定生産。
5350R

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2008年 Silinvar®製のアンクルとガンギ車をPulsomax®として発表。5450Pモデルを限定生産。
5450P

 

 

 

 

 

4本目が永久カレンダーベース
2011年 ゴールドとSilinvar®を素材とするGyromaxSi®テンプ、及び更に改善されたPulsomax®脱進機を発表。
更にこの2つにSpiromax®ひげゼンマイを加え、3つを統合。
これをOscillomax®と名付け、5550Pモデルを限定生産。
5550P

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5本目はアクアノート・トラベルタイムベースでした。
2017年 更に性能を向上させたSpiromax®ひげゼンマイとデュアルタイムゾーンウォッチの第2タイムゾーン調整のための柔軟なフレキシブル機構を搭載した5650モデルを限定生産。
5650G

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらのアドバンストリサーチモデルに限り、通常2年の保証期間が5年に設定されています。
つまり、アドバンスト(先端の、進歩的な)リサーチ(調査、研究)という名前の通り、このような革新的な素材や技術をいきなり通常モデルに使用するのではなく、目的を理解した上で購入した顧客に実際に使用してもらい、耐久性や信頼性を含め不具合が出ないかを十分にテストした結果、最終的に通常モデルにフィードバックされていきます。
シリシウムはシリコンとも言い、広義には元素の一つであるケイ素の事を指します。
近年、腕時計の内部パーツによく使われるようになりました。
パーツに使用するメリットは、磁気帯びせず、軽く固い為、摩耗しない特性があるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

現在の所、シリシウムが製品に使用されているのはひげゼンマイのみですが、レギュレーター・タイプの時刻表示年次カレンダー5235モデルに搭載されているCal.31-260 REG QA のみガンギ車とアンクルにもシリシウムが使われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

磁気帯びの心配がなく、摩耗しないため注油を必要とせず、計時精度も飛躍的に伸び、またパーツの製作と組立に個人差が出ない為、製品としてのクオリティを高い次元で完結できますが、ここまで来るとスイスの伝統的な時計作りと距離がでてくるような気もします。
しかし、これがパテック フィリップの掲げる新時代に向けた「伝統と革新」の、「革新」の部分であろうと思います。

 

来月9/6(金)~9/8(日)には恒例の「パテック フィリップ展」開催を予定しております。
是非、この機会にお気軽にお立ち寄り下さいませ。
「パテック フィリップ展」のお問合せは電話またはEメールでも承ります。
カミネ トアロード本店2Fパテック フィリップ・フロア
Tel.  078-321-0039 (10:30~19:30)
Email. info@kamine.co.jp
The Patek Philippe Exhibition の新作ページ

ノーチラス3710/1A “ジャンボ”

この角(ツノ)のような機構、何だかお分かりですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

幻のパテック フィリップ・ノーチラス3710/1A 通称 “ジャンボ”と呼ばれる今では大変珍しい 過去の名作と呼ばれる時計です。

 

ノーチラス3710/1A

 

 

 

 

 

 

 

 

1998年~2005年の期間に若干数 生産されたノーチラスです。このモデルは、1976年に発表されたファーストモデル3700/1Aと同じ大きさであったため、俗にジャンボと呼ばれていました。(当時販売されていたSSの3針モデル3800/1Aは一回り小さかったのです)

12時の下にワインディング・ゲージ(巻上げ状態表示)が配されている事がデザイン的にも機能的にも大きな特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

通常この12時の下の位置にはPATEK PHILIPPE GENEVEのロゴが入りますが、このモデルではロゴが6時の上に移行され、機構表示が12時下に搭載されました。パテック フィリップが開発し、1997年に特許を取得したにもかかわらず、このワインディング・ゲージを搭載したモデルがこれ以降出ていない事も稀少性を高めています。

 

このワインディング・ゲージは一見すると小さめのパワーリザーブ表示のようですが、それは香箱の中のゼンマイが どの程度巻かれた状態にあるかを表示するのに加えて、時計の精度を安定したトルクで保てる状態にあるかを表示するトルクインジケーターでもあるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワインディング・ゲージの針が角(ツノ)の形をした部分の先端の尖った部分にかかると、トルクが時計を駆動させるに不充分という表示です。
角(ツノ)の一番太い所に針がくるとゼンマイがほどけきって時計が止まる状態です。
つまり、写真は時計が静止している状態を示しています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今ではよく見かけるゼンマイの残量を示すパワーリザーブ機構ですが、パテック フィリップ社が開発したこの当時はあまり見かけない難しい機構であったと言えるでしょう。

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8日巻ゴンドーロ 5200が入荷しました

 

 

 

 

 

 

 

パテック フィリップ

8日巻ゴンドーロ
5200

昨年で生産終了となったレアモデルが店頭入荷しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文字通り最大8日間の
パワーリザーブが特徴です。

地味なようですが、手巻き時計の場合は
なかなか実用的な機能。

 

例えば、「毎週月曜の朝に一杯まで巻き上げる」
と決めておけば、一週間止まってしまう心配がないからです。

このモデルの特徴はもう1つ。

ゼンマイの蓄えるエネルギー量は
大きいほどほどけ始めとほどけ終わる直前のトルクの差が大きい、
という事になりますが
それでもそこで精度を一定に保つのは、技術的に大変努力を要するところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この5200には、日付と曜日の表示機能が搭載されていますが
それが Instautaneous インスタンテイニアス(瞬時切り替え)なのです。

それは見事なくらい一瞬で切り替わります。

当然、ゆっくり替わるよりも
さらに瞬間的な力が必要になります。

つまり、大きなエネルギーをゆっくり均等に小出しに使いながら、
一日一回瞬間的な力も使う…という
実はなかなか大変な事をやってのけているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年に発表になりながら、当初1年間くらいは
ほとんどデリバリーされなかったので、
実質的な生産期間は約4年ほどという希少モデルです。

一見大きそうに見えますが、ケースがカーブしているのでフィット感も抜群。

是非店頭でお試しください。

10/6~10/8
パテック フィリップ展開催
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※開催3日間の会期中、「ブログを見た」と
パテック フィリップ・フロアでお伝えいただきますと

先着80名様に素敵なスイーツをご準備しております!

 

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羨望の処女作!ノーチラス3700/1A

羨望の処女作!


これが1976年に発表されたパテック フィリップ
ノーチラス 3700/1Aです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、あるお客様がオークションで入手され
パテック フィリップにメンテナンスに出される前に
ご許可いただき、撮影させていただきました。

このモデルは程度のよいものだと、
軽く1000万円を超えて落札されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

過去42年に亘り、ノーチラスは約30種類発表され
中には極めて短い生産期間で姿を消したものもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この3700/1Aは、当時にしては
かなりのビッグサイズであったため、少し売れにくかったモデル。

しかし今となっては
そのケース径・厚みは抜群に洗練された
バランス感で、新鮮さすら感じさせます。

特徴はその薄さ。
文字盤とガラスの極めて狭いスペースを
薄い針がインデックスの上を這うように運針していきます。

これで12気圧の防水性を持ち、しかも自動巻。
当時としては、驚きのスペックだったと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

3700/1A3800/1Aとの2ショット。

3800は弊社社長の私物。
3針という事もあり、文字盤とガラスの隙間は
少し深め。

比較してみると、3700のケース径の方が
明らかに大きいのがよく分かります。
3700は、現行の5711とほぼ同じサイズでした)

 

 

3711_3800

 

 

 

 

 

 

大きさには、それなりの理由がありました。

こちらに搭載されるムーブメントは、
薄型のケースに収まるよう同じように薄型で
しかも巻上げ効率の良い自動巻であり

更には2ピース構造の為
リューズが抜けるジョイント式リューズでなければなりませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして採用されたのがCal.28-255Cですが
これはムーブメントだけで直径が28㎜ありました。

更に防水性を確保する必要があり、
ベゼルに幅広のパッキンをかませるために
このサイズが必然となったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左)3700
右)3800
3700はフェイスが大きい分、薄さが強調される事を
差し引いても、十分に薄いですね。

ちなみに3800にはCal.330 ASCという
少し小型の自動巻ムーブメントが搭載されています。

 

 

 

 

 

 

 

特筆すべき点がもう1つ。

ノーチラスは、手首に巻きつくブレスのしなやかさと
重量バランス、そして薄さが何と言っても魅力です。

通称「耳」と呼ばれる
ケースサイドの張り出し。

よく見るとベゼルとケース
2つのパーツが組み合わされ、
ネジで止められているのがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2ピース構造のため、裏ブタはありません。

こちらのデザインを担当した
ジェラルド・ジェンタは、
スポーツウォッチといえども
エレガントな薄型ケースに拘りました。

しかし、防水性も持たせなければならない。

裏ブタをスクリュー式にして
3ピース構造にすれば防水性の問題は解決しますが、
薄型ケースではスクリュー式の裏ブタは支えきれず、
厚みを出さざるを得なくなる…

そこで、二枚貝のような蝶番(ちょうつがい)を設け
両側からスクリューシャフトで密閉する事により防水性を確保したのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この特徴的なデザインが結局40年以上続く
人気モデルのアイコンとなっているのですから
やはりジェラルド・ジェンタ
デザイナーとして時計史に残る天才だったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェラルド・ジェンタの最盛期に製作された
パテック フィリップのノーチラス。

黄金比に基づくシンメトリーであり
時計・ブレスレット全体に無駄のない、整合性・バランスのとれた秀作。

この基礎条件が今もベストセラーであり続ける理由の一つなのです。

 

 

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PATEK PHILIPPE 2018 NEW COLLECTION in
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フリー点検サービス特別キャンペーン
2018.6.21(木)~6.24(日)開催
この機会に、是非 ご愛用のパテック フィリップ製品をお持ち下さい。

 

パテック フィリップの高い芸術性

爽やかな初夏のジュネーブ

去る6月2日、数か月ぶりに訪れました。

 

 

 

 

 

 

 

SIHHが開催される1月は天候の悪い日が殆どで寒く暗いイメージですが、このシーズンの景観は素晴らしく、自然の美しさと古くから国際都市として栄える香り高い文化を感じます。

 

 

レマン湖を囲んでアルプス山脈、遠くにはモンブラン。フランス側の湖畔にはエビアン、その対岸にはローザンヌの街が臨めます。

 

 

 

 

 

 

 

そんな街並みを一望できる一等地。

レマン湖の名物、噴水が真正面に見える位置に  パテック フィリップ ジュネーブ本店があります。

その建物の荘厳さと店内は、圧巻といえるものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パテック フィリップ本店の通りに面したショーウィンドウ。

テーマは数か月毎に変わります。

現在は、アートペインティング(絵画)

 

 

 

 

 

 

 

 

パテック フィリップの大きな魅力は、その芸術性にあります。

エナメル細工、細密画、クロワゾネ、シャンルベと呼ばれる古典的技法は、高級時計の魅力を更に引き上げています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パテック フィリップ社は、長い歴史においてムーブメント機構で時計産業に革新性をもたらしてきた事もさることながら、高い芸術性を有した素晴らしい工芸品的な時計を世に送り出してきたことも有名です。

今回はその代表格のひとつ、クロワゾネを施した時計をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

毎年バーゼルワールドのパテックフィリップのブースには、様々な技法で装飾を施された腕時計、懐中時計、テーブルクロックが並びます。

レアハンドクラフトと呼ばれるこれらは、ほぼ一点ものに近いため、カタログには載りません。

このレアハンドクラフトのシリーズが、その希少性と芸術性の高さから、近年 更に注目され人気が高まっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中でも毎年特に注目されるのは、クロワゾネという技法で絵が描かれたエナメル文字盤の素晴らしい商品で、例年 発表されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

時計の文字盤に使われる技法としてのエナメルとは、金属の素地にガラス質の釉薬を塗り800度~850度程の高温で焼き固めたものを言います。

何度も色を入れては焼く為、最後の最後に割れてしまったり、思っている色が出なかったりと非常にリスクが有り、完成への道のりは困難を極めます。

 

写真は、歴史的に有名なパテック フィリップクロワゾネ 懐中時計コースターにプリントしたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語に相当する呼称は七宝焼きですが、これは七色使っているという意味ではなく、法華経の七宝(七つの宝)程に美しい焼き物であるというところから付いた言葉とのことです。(諸説あり)

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語では芸術品、装飾品の場合は七宝焼きと呼ばれ、工業製品などでこの技法が使われると、琺瑯(ほうろう)と呼ばれるのがその世界では一般的です。

クロワゾネという言葉の語源は「囲い」や「仕切り」を意味するフランス語から来ており、日本語では有線七宝もしくは金線七宝という言葉がこれにあたります。

 

 

 

 

 

 

 

 

文字通り直径0.5ミリにも満たない細い金のワイヤー画のアウトラインに沿って折り曲げたものを文字盤の上に貼り付け、一度焼いて固めます。

描かれた絵のアウトラインの役割と、違う色の釉薬が混ざらないための仕切りの役割を果たすのです。

(写真は参考)

 

 

 

 

 

 

 

 

温度によって凝固する釉薬。

色を塗っては焼く事を何度も繰り返すため、その手間と労力は、絵画のように、一点一点に個体差も生んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気の遠くなるような作業であるため、七宝画家はその多くが女性のアーティストが中心となり、スイスの伝統工芸、そしてパテック フィリップの伝統工芸を継承しています。(参考写真)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、今年の新作、ワールドタイム・ミニット・リピーター

5531R-001です。

 

 

 

 

 

 

ご存知の通り、ミニットリピーターパテック フィリップグランドコンプリケーションの頂点ですが、それに初めてワールドタイム機能が搭載されました。

更に、文字盤はクロワゾネで描かれ、レアハンドクラフトであり、ミニットリピーターであるという事で発表と同時に大きな話題となっています。

 

カミネ・トアロード店2F パテック フィリップ・フロアにつながる螺旋階段に飾られている、名作クロワゾネ5131のカラーコルトン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この5131クロワゾネ ワールドタイムは、レアハンドクラフトではなく、カタログに載っている

レギュラーモデルです。

しかし1点ものではないというだけで、製作の難しさはレアハンドクラフトと同じ。

その為、生産数はやはり非常に少なく、入手困難なモデルとなっています。

是非、カミネ・トアロード店2F パテック フィリップ・フロア へお立ち寄りください。

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この機会に、是非 ご愛用のパテック フィリップ製品をお持ち下さい。