時計の精度を認定する機関はいくつかありますが、中でも代表的なのが、C.O.S.Cクロノメーターです。
クロノメーターは、公的機関であるスイスクロノメーター検定協会が、厳しい精度テストにパスした高精度なムーブメントに与える認定です。
5姿勢、3種の温度の中で連続して15日間にわたるテストを行った結果、下記範囲に収まる精度を維持した時計のみ合格となります。(ケースが20mm以上の機械式時計の場合)
★平均日差 (1日の進み遅れの、最初10日間の平均)
=-4〜+6秒
★平均日較差(同じ姿勢と温度で測定した2日間の日較差(日差の差)の平均 )
=2秒以内
★最大日較差(最初の10日間における5姿勢の日較差最大値 )
=5秒以内
★垂直・水平の姿勢差(垂直姿勢での平均日差から、水平姿勢での平均日差を差し引いた値)
=-6〜+8秒
★最大姿勢偏差(最初10日間の各日差と平均日差との最大値 )
=10秒以内
★温度係数(温度が8℃の日の日差と38℃の日の日差の差を温度差で割った値)
=-0.6〜+0.6秒
★復元差(14~15日の日差から、0~1日の日差および1~2日の日差の平均値を差し引いた値 )
=+5〜-5秒
かなり細かい検査をしているようですね。。。
ロレックス、オメガ、ブライトリング(100%クロノメーター化)などは、クロノメーター認定を受けたモデルを数多く取り扱う代表的なメーカーです!
クロノメーターの他にも様々な品質認定規準があります。
次回は、”ジュネーブシール”についてアップしたいと思います。