神戸を代表する企業のひとつ「ファミリア」。
そんな「ファミリア」を創業した一人が、坂野惇子さん。
彼女をヒロインとしたNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」。
今年、10月よりスタートします (公式サイトはこちら)
地元で生まれ育ち、街を愛している人の多い神戸では
母親から娘に二代・三代と受け継がれる慣わしもたくさん。
「ファミリア」ブランドも例漏れず、”ファミちゃん”と柔らかいブルーカラーは小さい子のいる家庭ではおなじみ。
創業当初から子ども・ベビー衣料品販売を軸に、皇室御用達としても名高いブランドです。
阪神間の女子中高生の多くが持つこの布バッグは、街中や阪急沿線などそこかしこで見かけます。
どことなく山の手の気品を感じさせるファミリアブランドは1950年代からつづく神戸の「お約束」に近い品かもしれません。
4人で創業した「ファミリア」のはじまりのキーワードは「愛」。
昭和初期の日本では、現在のように機能的で優れた繊維製品は殆どなく「子どもの幸せを願って、良質な素材や縫製で愛情あるベビー服を作りたい」という女学校時代の友人たち4名が集まって、神戸・元町にささやかなショップをオープンしたことから始まりました。
真摯なものづくりに励む彼女たちの強い思いを、それぞれの夫たちが理解し経営面をサポートし、1950年には株式会社ファミリアが設立されました。
「愛情品質」を考えたものふくりは、当時の子ども服業界に大きな革命をもたらしました。
特に坂野女史は、ファッション界のリーダーとしてまた、各団体をリードする女性として社会に大きく貢献されたと思います。
この秋からのNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」
今からとても楽しみです。