KAMINEスタッフブログ

イタリアの風に吹かれてみたい

まだまだ暑い日が続く今日この頃ですが
いかがお過ごしでしょうか。

今年の夏は特にたいしたところに出かけることもせず
のんびりとした夏でした。

海に入るのは苦手ですが(カナヅチのため)
海を眺めるのは好きな私。
来年の夏は海でBBQなんてできたらいいなと思うわけです。

話は変わりますが、ダイバーズウォッチというものがあるように、
海と時計というものは切っても切れない関係にあります。

特に海と密接に関係しているブランドがあります。

それが「パネライ」。

パネライはご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、
元々は潜水部隊用時計をイタリア海軍に卸していました。
それが1930年代と言われています。
それ以前は精密機器納入業者として成り立っていました。

その縁があり、イタリア海軍から軍事用の時計を作ってほしいという
要請が入ったわけです。

パネライ一族が経営していた「スイス時計店」が
当時代理店であったということで

ロレックスから防水ケースのノウハウや
ムーブメントの供給を仰ぐことができました。

そのような助けもあり、1938年に軍事用ダイバーズウォッチ
ラジオミール」を製品化しました。

名前の由来は1910年に自社開発したラジウムを含む
夜光塗料「ラジオミール」を使用したところからきています。

この夜光塗料が暗い場所でも視認性を保つために活躍したわけです。

第二次世界大戦中にはラジウムを使ったラジオミールの代わりに、
トリチウムを用いた「ルミノール」が開発され
軍にはそちらのモデルが納入されるようになりました。

ルミノールは皆さんもご存知のように大きなリューズガードが付いたモデルで
密閉性を高めるこのリューズガードが付いたことで
防水性も飛躍的に向上しました。

パネライと聞いて思い浮かべるモデルと言えば
このルミノールではないでしょうか。

その後パネライの時計はイタリア軍の他にもエジプト軍、
イスラエル軍にも作られるようになりました。

長らく軍事用の時計として作られたパネライの時計ですが、
民生用として売り出されたのは1993年と最近のこと。
(最近と言っても27年前ですが・・・)

イタリア軍との軍需契約の終了を皮切りに
徐々に民間人にも供給されていきました。

1998年、国際的な市場でデビューすると瞬く間に人気を博し、
パネライはいわゆる「デカ厚ブーム」を牽引するブランドとなりました。

近年大きめのケース径の時計がたくさん流通しているのも
パネライが発端と言っても過言ではありません。

ここまで軍用を思い起こさせるブランドはなかなかありません。

イタリアの潮風に吹かれながら激動の時代を駆け抜けた時計と思うと
ロマンを感じますよね。

近年のパネライはケース径を抑えて薄型にしたモデルも発売しています。

ルミノール マリーナ 42㎜

\924,000

ケース ステンレススチール

自動巻き 防水100m 従来のパネライの時計よりも、
より薄く軽くなっています。

大きな時計はちょっと・・・と思われる方でも魅力に感じるものがあります。

海軍のミリタリーテイストでワイルドな装いですが、
ルミノールなどは意外にスーツ、ジャケットにも
自然とフィットするものもあります。

パネライの守備範囲の広さは
ヘビーローテーションするにはぴったりの時計です。

また、パネライを購入される方は3、40代の方が多い印象ですが、
20代の方にも刺さるデザイン性であると考えています。

もちろん予算との相談にはなると思いますが、
若年層の方にもおすすめできるブランドです。

そして、9/1(火)からはカミネ元町店にてパネライフェアを開催致します。

フェア期間中はご成約のお客様にノベルティ、
パネライ純正ストラップ(カーフorラバー)
非売品パネライヒストリーブックをプレゼント!

また、期間中は72回無金利ローンも承っております。
お気軽に店頭に遊びに来ていただけたらと思います。

よろしくお願い致します!

カミネ元町店

〒650-0021 神戸市中央区三宮町3丁目1-8

TEL:078-327-3363

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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