ブライトリングの歴史上、もっとも重要な位置を占める「クロノマット」がリニューアル!
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2020年4月16日、WEBCASTにてブライトリングの最新コレクションが解禁に。
その中でも特に話題を呼ぶのは新しい「クロノマット」。
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どのようなシーンでも通用する万能なスポーツウォッチであるクロノマットが今回変化を遂げたのは、ケース径とブレスレット(搭載するキャリバーは従来と同じ)です。
目を引くバタフライクラスプ式のルーローブレスレットと特徴的なライダータブ付き回転ベゼルと共に、モダンレトロなスタイルを如実に表現しています。
本作の発表にあたり、Chronos編集長・広田雅将氏 直筆コメントをいただきました。
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広田編集長によるレビュー
定番中の定番モデルである、ブライトリングの「クロノマット」。1984年の発表以来、自動巻きクロノグラフのアイコンであり続ける本作が、2020年に全面的なモデルチェンジを受けた。搭載するのは、従来に同じキャリバー01。しかし、直径が42mmに縮小されたほか、昔懐かしいルーローブレスレットが復活した。
2004年に登場した「クロノマット・エボリューション」で、クロノマットは大きく姿を変えた。豪奢なケースは「クロノマット2000」に同じだったが、パイロットスーツに引っかからないよう直線状に仕立てられていたラグが、腕に沿うよう、大きく折り曲げられたのである。この造形は以降も引き継がれたが、ブライトリングは今年、1984年のオリジナルに戻すことを決定した。ラグの変更と、ルーローブレスが示すものは明らかだ。つまりは、原点への回帰である。ブライトリングのデザインを決めるメンバー25名は、クロノマットに、もう一度オリジナリティを与えたかったのだろう。
もっともこれは、かつてのクロノマットとは別物だ。例えば回転ベゼル。わずかに幅を絞ったのは、細いベゼルを好む現在のトレンドを反映したものだし、特徴的なライダータブも、高さを抑えられた。しかし、今までの同様別部品であり、ネジで取り外しができる。サテン仕上げのケースも、1984年のモデルを思わせるが、仕上げは別物だ。シックな装いにはなったものの、上質さという今のブライトリングの特徴は、明確に残されたのである。
それを象徴するのが、“新しい”ルーローブレスレットだ。かつてのルーローは、1連のコマをピンで連結するという簡潔なものだった。ブライトリングらしく、耐久性には優れていたが、お世辞にも高級だったとは言いがたい。対して新しいものは、見た目こそ同じだが、複雑なリンクで固定されている。驚くべきは、コマの裏側の複雑さ。頑強さと、適度な軽さ、そして装着感を共立させるため、今までにない形状を持っているのだ。また、ブレスレットの左右の遊びも適切で、今の高級時計らしい感触も味わえる。少なくとも、かつてのルーローを好まなかった人も、新しいブレスレットには惹かれるのではないか。
もうひとつ、新しいクロノマットの魅力を挙げておきたい。直径が42mmに縮小されただけでなく、全長も短くなったのである。そのため、細腕の人でも優れた装着感を味わえるはずだ。実際、腕に置いたときの取り回しは良く、かつてのクロノマット2000を思わせる。
オリジナルを思わせる造形と、巧みなパッケージングが目立つ新しいクロノマット。加えて、価格もかなり戦略的だ。今のブライトリングファンのみならず、過去のファンも、必見の1本である。
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クロノマットB01 42 ジャパンエディション
Ref.AB0134101B2A1SS(42mm)自動巻クロノグラフ
ブライトリング自社開発製造キャリバー01
COSC公認クロノメーター
¥979,000(税込予価)※6月以降発売予定
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クロノマットB01クロノグラフ42
Ref.AB0134101G1A1SS(42mm)自動巻クロノグラフ
ブライトリング自社開発製造キャリバー01
COSC公認クロノメーター
¥979,000(税込予価)※6月以降発売予定
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クロノマット B01 クロノグラフ42
ベントレーエディション
Ref.AB01343A1L1A1SS(42mm)自動巻クロノグラフ
ブライトリング自社開発製造キャリバー01
COSC公認クロノメーター
¥998,800(税込予価)※6月以降発売予定
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クロノマットB01クロノグラフ42
フレッチェ・トリコローリ(世界限定モデル)
Ref.AB01344A1C1A1SS(42mm)自動巻クロノグラフ
ブライトリング自社開発製造キャリバー01
COSC公認クロノメーター 世界250本限定
¥998,800(税込予価)※6月以降発売予定