クロノマットシリーズ
35周年の歴史
1984年に誕生した初代クロノマットは、開発時にイタリア空軍フレッチェ・トリコローリから意見を集めました。たとえば、あるパイロットは経過時間を知るためのベゼルマーカーを、通常とは逆に45・30・15の順にしてほしいと要望し、それが、マーカーを入れ替えられるライダータブとなりました。その他フライトジャケットに引っかかりにくいラグ形状、視認性に優れた太いインデックス&指針、グローブをした状態でも操作しやすい大型リューズなど、貴重な要望は様々なディテールへと昇華していったのです。
一方、高級機械式クロノグラフの代名詞として、クロノマットは絶え間ない進化を続ける宿命にありました。1996年には、当時のクロノマットより一回り大きい42.7mm径ケースとローマ数字インデックスを組み合わせたクロスウィンドが生まれ、2000年にはC.O.S.C.認定クロノメーターのクロノマットが誕生しました。