ジュネーブSIHH会場で出会った新作。
私が思わず買いたくなった時計たち
ジャガー・ルクルト
レベルソ トリビュート デュオフェイス
まずはこれ、ジャガー・ルクルトのレベルソ デュオ。
例年、いつもながら出会う、そしていつもながら欲しくなるレベルソの新作。
同じ品種がここ迄進化したという事は、今年は特に特筆できます!
おなじみのレベルソは何もサプライズ感がある訳ではありませんが、とにかく角型時計としての縦・横の比率、厚み、重量感、そしてケース裏の台座にエングレービングされたソレイユ。
仕様にスキがありません。
デュアルタイム時差修正は、余計なボタンやプッシュホールを排除し、誤作動が起こらないようにケースをスライドさせた時にのみ見える12時側のケースにレバーが設置されています。
ダイヤルは、両面共 カラーリング 仕上げも素晴らしいものでした。
レベルソは今、8種類のサイズがあるまでに多様化しましたが、私にはこのサイズがベストかな…と。
改良を加えられた台座とラグ部分。
写真ではよくわかりませんが、台座とラグの部分をよく見るとかすかに腕へのフィット感を考慮したアールがかかっていて、ベルトが下に向く角度になり、腕への巻き付きも快適です。
ケース径:42.9×25.5㎜ K18PG、手巻き
防水:3気圧、価格:¥2,050,000(税抜)、4月発売予定
ジャガー・ルクルト
レベルソ トリビュートムーン
これも同じく・・・。ステンレスで軽いところも魅力。
古典的なレベルソムーンの最新型。
ドフィーヌ針とインデックスと真円のムーンフェイズ、カレンダーの組み合わせは、JLのロゴマークをも合わせて一体化したデザインのようです。
ケース径:49.4×29.2㎜ SS、手巻き
防水:3気圧、価格:¥1,350,000(税抜)、4月発売予定
そして、マスター ウルトラスリム ムーン
これまたサプライズ感はありません。
ひたすら、美しく進化したマスタームーン。
その完成度はパーフェクトと言えます。
針の形、長さ、仕上げ、インデックスもシャープであらゆる角度の光を受け、視認性を高めます。
少しカレンダーの数字が小さく見にくいか…と思いますが、それがこのスレートグレーダイヤル(文字盤)のスッキリ感を向上させています。
名前の通り、ウルトラスリムのケースに、径は39㎜という大きくなく小さくない、存在感をきっちり出せるサイズ感も魅力です。
少しタイトなスーツや上質のジャケットとスラックスに上品に合わせてみたい…と思わず連想してしまいます。
ケース径:39㎜ K18WG、自動巻
防水:5気圧、価格:¥2,050,000(税抜)、4月発売予定
久々にリリースされたマークニューソンとのコラボ。
ジャガー・ルクルトの 「アトモス 568」
かつてない透明感をもつ分厚いバカラクリスタルは、たっぷりの重量感と共に、エクストラホワイトガラスにより極めて透明度が高く、時計全体も気密性に優れます。
手作りによる個体差のあるバカラ社のこの分厚いガラス細工は、加工の難しさを想像させます。
個人的に、私は昔からインテリアには大変興味があり、ゆったり振子が動き、ゆるやかに運針をするルクルトのこのアトモスが大好きです。
近代的なブルーの針とインデックスが新鮮でアーティスティック。
いつか手に入れたいと秘かな願望を持ってしまいます。
どんなシンプルな部屋、インテリアでも、これ一台で雰囲気やイメージはグーンと変化します。
1本(1台)の時計が雰囲気を大きく変えるという意味では、腕時計も同じことが言えますが…
アトモス568 BY マークニューソン
サイズ:265×230×147㎜、ムーンフェイズ付き
価格:¥2,900,000(税抜)
オーデマ・ピゲ
ロイヤルオーク クロノグラフ
ロイヤルオーク クロノグラフは、今年 発表20周年を迎えました。
それを記念して、ダイヤルをリニューアル。
8種類のモデルが発表されました。
その中でも、この通称「パンダ」と呼ばれる白に黒のインダイヤルのモデルは、
ロイヤルオークにこれ迄ありそうでなかったのです。
特に文字盤周囲を黒く色づけして引き締めたフェイスにし、積算計の両サイド2カウンターのみを大きくし、カレンダー位置も適正な位置に移され、整ったダイヤルバランスになりました。
スポーティながら高級感を漂わせたこのモデル。
内容のわりに価格も魅力的です。
ケース径:41㎜ SS、自動巻
防水:5気圧、価格:¥2,400,000(税抜)、6月発売予定
SIHH会場から外れて、レマン湖に浮かぶヨットで開催されたLVMHグループのタグ・ホイヤーとゼニスの新作発表会。
今年から新しくCEOとなり、いよいよ本格的に「ゼニス」に介入することになったJ.C.ビバーさん。
ボートの中でバッタリ遭遇。
ビバー氏いわく、新しいゼニスのプロダクトのキーワードは、ダウンサイジング・・・とか。
続きは、後日Part.3で。