羽田発 AF279便 パリ・シャルルドゴール行き
満席。

ヨーロッパ行きの機内は貴重な一人の時間が過ごせます。
大半は、Hi-Resウォークマンを聴きっ放しで読書。

殆ど映画は見ません。Wifiも絶対つなぎません!(笑)

シャルルドゴール空港でローマ行きに乗換え、到着は深夜。
夜になっても どこのゲートも搭乗待ちで超満員。

ローマの朝、ホテルの近くを散歩。
名所、スペイン階段は朝から大勢の人。

観光の馬車もスタンバイ。

宿泊したローマのホテルの近くの路地。
名画・ローマの休日でオードリーの歩くワンシーンに使われた場所とか・・・。

そして、今年もやって来たブルガリ本店。
1Fのメインフロア。

四方に部屋がゆったり広がり、ジュエリーをメインに時計のコレクションが各部屋に実に洗練されたディスプイで展示されています。
中国のお客様が多いのは、ここもNYもパリも同じ。
ローマ帝国のアンティークコインを彷彿とさせるブルガリ・ブルガリ。
ブルガリ ウォッチの中でも長く固持されているコレクション。

1F奥にある小さなサロン。
本店内で私の一番好きなスペースです。

そして2FのゆったりしたVIPサロン。

ここはブルガリのアーカイブとも言える往年の素晴らしいコレクションが展示されています。

今年もお出迎え下さったのが、元 本店店長で現在はこのサロンの責任者、Caterina女史。

ブルガリ宝飾品の現代史をあらゆるエピソードなど実体験を交えてお話しになります。
その博学な知識と説得性には、大変な敬意を感じます。

Caterinaさんのトートバッグ。

ブルガリの往年のジュエリーの数々を渋めに描き込んだとても魅力的なデザイン。古いものらしく、入手は不可。
ブルガリの宝飾品については、昨年(FBでもご紹介)ファクトリーを訪ねて、その伝統的で優れた制作技術と工程を十分見てきただけに、ひとつひとつの宝飾品の凄さにいちいち納得。



1940年~ 当時は、宝飾品が制作される都度、この様なデザイン台帳に材料ひとつひとつの仕入先、原価などが事細かに記録されていたのです。
今も大切に保管されていて、オークションで買い戻す時の参考資料にもなるのです。

1970年代の珍しいウッドベゼルのブルガリウォッチも一緒に展示されていました。

そしてこの女性が首にぶら下げている大きな勲章のようなペンダント。
最上級のカシミール産と思われる巨大なカボッション サファイヤがセンターに鎮座。

リチャード・バートンがエリザベス・テイラーの40才のバースデープレゼントに選んだものです。

これだけの宝飾品に全く負けないオーラを放つエリザベス・テイラー。
ジュエリーの輝きに満ち溢れる生涯を送った彼女のコレクションはブランドを象徴するような唯一無二の名品ばかり。
正に絵になるポートレートの数々はブルガリのキャリアそして宝飾品の歴史を彩ります。


モノクロの写真の女優が使っていたジュエリーを後年、ブルガリがその遺族から買い戻したもの。

28ctあるセンターストーンは、物凄い照りのあるダイヤモンド。
石の大きさ、厚みを考慮した設計で、立体的で当時としてはモダンなデザイン。
ブルガリがトップジュエラーとしてデザインを切り開いてきた歴史を感じさせます。

過去の逸品はオークションや遺族からひとつひとつ買戻し、磨き上げられ、ブルガリ宝飾品の歴史として展示されています。
遺産とも言えるそれらを大切に保存しているのです。

過去の名作を未来に伝承していくことでその価値を守り、そして高めていくことに力を入れているブルガリの活動は、ローマの美学を伝承していくことにも繋がります。

そしてそれは、長い歴史をもつ宝飾史の一端を担っています。


いつの日も、ジュエリーは女性を魅了してやまない存在です。
それは古代エジプトのクレパトラの時代から営々と続いてきたものです。
富の象徴、贈り物、ファッション、記念、その用途は古代も今も変わりません。

高級時計の世界でもそうですが、ヨーロッパで長い歴史をもつそれぞれのメゾンは、宝飾・時計文化の奥深さを改めて学ばせてくれました。
2Fサロンの中にあるブルガリの誇る超ド級のコロンビア産エメラルドのネックレス。
その迫力に圧倒されます!

最後にCaterina女史と記念撮影。

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