陸地や海洋の困難に立ち向かうリシャール・ミルは、
深海をテーマにダイバーからの厳しい要求に応えるべく、RM 025を開発しました。
外観はもとより、地球で最も過酷な環境に難なく対応できるという点で他のコレクションの中でも異色の存在ですが、ブランドのDNAをしっかりと踏襲しています。
この商品開発には既存の概念にとらわれず、まったく白紙の状態から始めたために、5年以上の歳月を必要としました。その結果として、慣性を減らしてエネルギーの消費を約50%節約するために、チタン製コラムホイールやレバーなど、多数のパーツが新たに開発されました。
これにより、軸の摩擦が軽減し、ストップ/スタート時のクロノグラフ針の飛びとショックの問題が解消され、精度が更に高まりました。検査などは複雑を極め、年間生産量はごく少数に限られています。
300m 防水ケース
ISOダイバーズウォッチ基準に従い、30気圧防水でこの防水性を達成する為にはラウンドケースは不可欠で、独自の3重構造ケースにし、トルクネジを採用しました。
このトルクネジに最適な張力をかけるとケースの外周が均等な圧力で完全に密閉されるため、長期間にわたり高い防水機能が確保されます。
その他、ケースのトルクネジで固定されたラグ、ねじ込み式リューズ、新たに考案された完全防水プッシュボタンによって、防水性が更に高まりました。
ベゼルも従来とは異なる3層構造で、24個のネジで結合されています。
ISO6425基準に従い、ベゼルはダイビング時間の誤差を是正するために一方向にしか回転しません。
また、ベゼルのシステム全体をケースにねじ込めた結果、完璧な安定性が確保され、ズレや緩みは生じません。
V字型センターブリッジ
繊細なトゥールビヨンのブリッジをV字型にすることにより、並外れた耐衝撃性を持たせます。
(可変慣性フリースプングテンプ高速回転バレル カーボンナノファイバー製地板)
ファンクションインジケーター
ねじ込み式のリューズを引き出すことで、巻上げ(W)、ニュートラル(N)、時刻合わせ(H)のいずれかの機能を選択します。選択した機能は4時位置の針で表示されます。
トルクインジケーター主ゼンマイの張力を表示します。
張力が53dNmm以下の場合、ゼンマイがゆるすぎます。
主に65dNmmを超える場合、過大な張力がムーブメントの動きに悪影響を及ぼし、精度を悪くすることもあります。(1時と2時の間の目盛りに表示)
厚みが8.12㎜もあるダイナミックなケースですが、人間工学からリシャール・ミルが独自で設計するラグとラバーベルトの付け根の構造は、時計本体の軽さも相まって手首に完全に巻き付き、素晴らしいフィット感を実現しています。
RM 025 Tourbillon Chronograh Diver 手巻き トゥールビヨン
ケース:φ50.70㎜×19.20㎜、ムーブ:38.95㎜、
厚さ:8.120㎜、トゥールビヨン直径:12.30㎜、
テンワ直径:10㎜、
カーボン/チタニウム、ファンクションインジケーター
W(巻上げ)、N(ニュートラル)、H(時刻合わせ)
カーボンアノファイバー製、防水:300m、
振動数:21,600振動/時(3Hz)
パワーリザーブ:約70時間
(11時と12時の間の目盛りに表示)
ストラップ:ラバー チタン製 ピンバックル
カミネ 元町店 RICHARDMILLEサロン
RICHARD MILLE COLLECTION
とんでもなく薄くて軽いこの時計は、何も新しく突飛なメカニズムではありません。
実に伝統的な設計を踏襲して、見事に完成したブルガリの実用性に富むコンプリケーションです。
自動巻クロノグラフが誕生して50周年の今年、それを祝福するかのように発表された、類まれなる逸品と言える傑作です。
軽く、薄く、そしてスキンタッチとも言える肌触り。その上、自動巻のクロノグラフ。
更にGMTまで盛り込まれ、そのファンクションボタンの節度ある操作性と感触は、いかにも高級時計らしい心地良さをも有します。
水平クラッチとレバー中心のメカニズムは伝統的なスイス時計製造の基礎を成すもので、薄くする為と、美しいムーブメントをさらけ出すために採用された自動巻上げのペリフェラルローターは、ムーブメントとほぼ水平に設置されています。
チタン製の時計本体と一体化したブレスレットはしなやかに手首に巻き付き、装着していることを忘れる位の快適なものとなるでしょう。
実に端正な風貌を持つブルガリのオクトシリーズ。
そのデザイン起源は古代ローマ建築から鬼才 ジェラルド・ジェンタの想起にまでたどりつきます。
現在のデザイナー、ファブリッツォ氏による 徹底的にムダを除いたダイヤルデザイン。
左側に配されたGMTのプッシュボタンにより、外観が更に整った印象になりました。
ブルガリのメンズコレクションは、むやみにデザイン、アイテムを増やさず、このオクトシリーズを中心にプログレッシブな展開を続けています。
ブルガリ オクト フィニッシモ クロノグラフGMTオートマティック
ケース径:42㎜、ケース厚:6.9㎜、ムーブメント厚:3.3㎜
自動巻、37石、2万8800振動/時パワーリザーブ:約55時間、チタニウム
防水:3気圧、価格:192万円(税抜)
時計専門誌「Chronos」9月号の表紙を飾るこのブルガリ オクト フィニッシモ クロノグラフは、時計界の栄誉とされる今年度のジュネーブグランプリ「GPHG2019」(11月7日発表)のクロノグラフ部門の筆頭候補であることに間違いないでしょう。
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