今も印象に残る時計たちとの一期一会。
トゥールビヨンやクロノグラフを内蔵する驚愕の超絶機構。時を知らせる心地よい音色のミニットリピーター・・・。
人の英知を結集して生まれた時計達はいつの日も五感を揺さぶる!
30年に亘り 百花繚乱の如く私の手元を通り過ぎた芸術品のような時計の数々。
前回のVol.①.②に続きまして 本日は Vol.③をご紹介いたします。
ブルガリ
オクト フィニッシモ トゥールビヨン
クロノグラフ オートマティック
ケース径:42㎜、チタニウム、50本限定
世界最薄自動巻トゥールビヨンクロノグラフ
ムーブメント厚は3.5㎜のモノプッシュクロノ
ローターはペリフェラル
ケースを含めた総厚も7.4㎜
どこを取っても全体に極めてすぐれた完成度を持つ、実用主義のコンプリケーションウォッチ
ウブロ ウニコ サンブルーⅡ チタニウムパヴェ
ケース径:45㎜、チタニウム
自動巻フライバッククロノグラフ
WG、ダイヤモンド
タトゥーアーティスト、マキシム・プレシア ビュシとのコラボモデル。
幾何学アートで時を刻むデザインはウブロのコンセプト
Art of Fusionを具現化しました。
パルミジャーニ フルリエ
ブガッティ限定 トゥールビヨン
過去から継承されているユニークなスタイルの限定シリーズですが、時間表示を正面に見やすく配置。
大改修された最新バージョンとして完成しました。
見たことの無い複雑な構造とケースデザインは名車・ブガッティのフォルムから着想を得たものとして大きな話題となりました。
ローラン・フェリエ
ガレ トラベラー エナメルダイヤル
9時位置にディスク表示のホームタイム24時間表示
3時位置はデイト
(クロワゾネ : アニタ ポルシェ女史 未公表)
オーデマ ピゲ ミレネリー スターウィール
ケース:横オーバル、YG、WG、自動巻
当時珍しいこのモジュールを使い、2000年にAP設立125周年としてミレネリーデザインで125本限定で作られました。
スターウィルとは、時刻表示の入った3枚のディスクが周回ローテーションしながら時間を表示します。
ローマン・ゴティエ インサイト マイクロローター
(シャネル×ローマン・ゴティエ コラボカスタムモデル)
ローマン・ゴティエと関係の深いシャトランSA(シャネル資本)との共同制作。
最高品質のバケットダイヤとオーナーのイメージに合わせて選定した鮮やかなルビーをふんだんに配したケース。文字盤はメテオライトにルビーインデックスというこだわりの組み合わせ。ローマン・ゴティエ曰く、彼の最高傑作。
4時位置には、シャネルのカメリアがデザイン。
ルビー&ダイヤモンドのジェムセッティング。
グルーベル フォルセイ × フィリップ デュフォー
プロジェクトモデル「ガルド・タン プロジェクト」
GFとPDのダブルネーム 世界11本限定
カミネでその1本を扱いました。
伝統的時計製造を伝承していく為のプロジェクト。
商用時計とは一線を画す“時計芸術”
1本目はスクールウォッチとして2016年クリスティーズにて1億5000万円で
落札。クリスティーズ史上初、落札金が時計師養成の基金に寄付されました。
こちらのフィリップ デュフォー氏 インタビュー動画をご覧下さい↓↓↓
https://m.youtube.com/watch?v=mkxjuQmTl1M&feature=emb_rel_end
オーデマ・ピゲ トゥールビヨン
世界初の自動巻トゥールビヨンウォッチ(左右に動くハンマーローターで巻き上げる)
裏蓋を地板にして輪列を組み上げている為、トゥールビヨン搭載ウォッチとしては最薄の5.3㎜を実現。
ケースバックにリューズ、キャリバー2870、モデル25643
1980年代当時、太陽神とも呼ばれた極めて珍しいトゥールビヨンウォッチでした。
スイス・ル ブラッシュのAPミュージアムにも展示されています。
ブルガリ
オクト フィニッシモ 千住博 トゥールビヨン
厚さ 世界最薄:1.95㎜、ケース径:40㎜、SS
手巻きフライングトゥールビヨン、限定:1set
リピーター、トゥールビヨン、オートマティックのユニークピース 3本set
ダイアルはこの度 高野山本尊のふすま絵を手掛けたニューヨーク在住の日本人画家で、令和二年度第77回恩賜賞及び日本藝術院賞も受賞された「千住博氏」のハンドペイント(ブルーラッカー仕上げ)。美術愛好家 垂涎とも言える貴重なそれぞれのモデルが1セットのみ発売されました。
カルティエ
クラッシュ スケルトンウォッチ
写真のモデルはカルティエ クラッシュ スケルトン。
名作クラッシュウォッチがスケルトナイズされた稀少なレディス カルティエのメカニカルウォッチ。
ダイナミックなサイズながら 特有の気品があります。
手巻き、ケースサイズ:28.1㎜×45.3㎜、Ptケース、限定:67本
1960年代。事故によりケースが曲がったベニュワール アロンジェの修理の持込みを見た当時のデザイナーが、その歪んだ姿からインスピレーションを得て生まれたモデル。
それ以降 クラッシュウォッチは数々のバリエーションがリリースしています。
Vol.④へ続く。。。(後日 公開予定です!)