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世界最小の機械式ムーブメント

UPDATE: 2024.05.05

世界最小の機械式ムーブメントをご存じでしょうか？

機械式ムーブメントはどれだけ簡素化にしても構成部品が多く
小型化するのは非常に困難です。
毎年各メーカーが世界最薄にチャレンジし、軽量・最薄にも注目されています。

そんな中で、世界最小のムーブメントが開発されたのはなんと1929年
ジャガールクルトがジュエリーウォッチの為に考案・開発された
キャリバー101です。

14 ㎜ × 5 ㎜ × 厚さ3.4 ㎜、重量わずか 1g の手巻きムーブメント。
脱進機は上部に香箱、歯車は下部の2層構造で98個のパーツで構成されています。
非常に小さいながらパワーリザーブは33時間を誇ります。

ジャガールクルトでも数少ない職人しかつくることが出来ず、
年に数十個しか生産出来ないムーブメントです。

元々ジュエリーウォッチ用に考案されたこともあり
他の高級メゾンでも使われ、1953年のエリザベス女王即位式において
フランス大統領から送られたジュエリーウォッチにもこのムーブメントが使用されていることは広く知られています。

90年以上前に設計されたムーブメントが今も現役でジャガールクルトの
ジュエリーウォッチに使われています。

ジャガールクルト　101レーヌ
Q2813304
18ct
180,000ユーロ（税抜）
* 29,825,640円相当
※5月3日時点での為替レートです

90年以上世界最小を誇っているキャリバー101
90年の間に何度か改良が施されており、
構造自体は変わっていませんが現在は5世代目。
おそらく今後も改良を重ね世界最小を誇る伝説のムーブメントだと感じます。

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