劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』を観てきました。
オペラ座の地下に棲む怪人は歌姫クリスティーヌに恋をし、
彼女をプリマドンナにすべく様々な企みを仕掛けるが、
クリスティーヌの恋人ラウルの存在が怪人を悲しませ、
次第に怒りへと変えていく・・・、という人間の欲と悲しさとそして愛に満ちた物語。
聴きなれたサビ部分の音楽で『オペラ座の怪人』の世界観に引き込まれ、
キャストの素晴らしい歌声や華麗だけど切ないストーリーに夢中になり、
時間を忘れてしまうほどでした。
二部最初のマスカレードのシーンは本当に豪華で気分も高揚し、
クライマックスでの迫力ある演技には胸が熱くなりました。
また、美術セットの素晴らしさも同様です。
ハリウッド映画の『オペラ座の怪人』を先に観ていたので、
どこまで舞台で再現できるのか気になっていましたが、
どんな仕掛けになっているのかわからない凝った舞台装置も楽しませてくれます。
そして、最後のカーテンコール。
私たち観客が感動したことを伝えるためにたくさん拍手して、それに応えてキャストが何度も出てくる。
鳴りやまない拍手を聴きながら、そんなシーンもまた感動的だなと思いました。