ミネルバという名前を知っている方はかなりの時計愛好家だと思います。
ミネルバは1858年、スイスの小さな寒村ヴィルレで創業したマニュファクチュールで、
特にクロノグラフムーブメントは定評がありました。
開閉する裏蓋からは眺めてうっとりするほど美しいムーブメントが堪能できます。
ちらネジ付の大型テンプは毎時18000振動とロ―ビートで時を刻み
パーツの一部にはミネルバのロゴマークの『矢尻』が鋭く磨きあげられています。
時代の進化に取り残されて、
廃業寸前だったミネルバを再興し
スイスの伝統芸術とも言える
古典的な時計製造の世界が
そこにあります。
工作機械、製法
そして非合理的な手作業の概念。
そこから生まれる非効率の世界を
ビジネスにして、継承していこうとする
難しい課題に取り組んだ
リシュモン・モンブランに
敬意を表したいと思います。
モンブラン・ヴィルレ シリーズ、是非現品をご覧になってください。
トアロード店2Fにて展示中です。