KAMINEスタッフブログ

『アドルフ・ランゲに捧げる165年』


10月21日の夜、
東京西麻布の閑静な地域の中にあるレストランで
Aランゲ&ゾーネのイベント
『アドルブランゲに捧げる165年』が開催されました。


入口には大きな165周年記念限定
『オマージュコレクション』
大きなパネルが・・・


このイベントのもう一つの目玉
ポケットウォッチNo42500です。
これは個人の私物で1902年位のもの。
内部は、完全に腐食していたものを
ランゲの時計師ヤンスリーバさんの手によって
実に8年の歳月をかけて修復されたものです。

「美しすぎて現実の物とは思えない・・・」とは、
ご覧になったお客様の言葉です。

過去の物をここまで修復出来るという事は
現行品も何年経とうが修理をするという
ランゲの決意の表れでもあります。


オマージュコレクションの内の1本
『トゥールボグラフ プール・ル・メリット』です。
実物はさすがに、すごい迫力でした。
数年前にもやはり限定で
プラチナ素材で出ていますが
今回は、この限定コレクションのみの
特別な18金『ハニーカラーゴールド』で作られました。
チェーンフィジー方式による動力伝達方式という
超複雑機構を備えたコレクションのトップモデルです。


こちらも3種の限定モデルの内の1本
『ランゲ1・トゥールビヨン』です。
よく見るとトゥールビヨン用の窓に
何か数字の様なものが・・・
実はこれアウトサイズデイト表示のディスクの1部が
見えているのです。
トゥールビヨン機構を見る邪魔をしないように
透明なディスクになっています。
また、この『ハニーゴールド』という素材
日本人好みの淡い金色なのですが
特筆すべきは、その硬度にあります。
通常の18金よりはるかに硬く、
したがって傷も付きにくい為、
                                        極めて実用的なコンプリケーションと言えそうです。


このランゲの催しは、私共お店のスタッフとお客様
そしてランゲ本社と日本人スタッフが
一緒に食卓を囲むというファミリー的なイベントで
懇談と共に色々勉強になります。

メニューの中から前菜とデザートの一部を
ご紹介します。

ヒラメ、東京ウド、胡瓜、マスカット
ハチミツとマスタードのソース
繊細で優しい味でした。


これはデザートと共に出された
ランゲ ムーンフェイスをデザインしたショコラ。
美しく色づけされ
口に中に入れると中身がパチパチはじけ
不思議な口当たりです。


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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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