KAMINEスタッフブログ

まだまだあります。スペースマスター クロノGMTの秘密

以前から紹介させていただいている『スペースマスター クロノGMT』ですが、

「ローターを固定【ロック】できるだけでなく、こだわりが随所に隠れています。


【スペースマスター クロノGMT】

ムーブメントを保護する「ムーブメントホルダー」というパーツには、
エラストマー』という、ラバーを基にした素材を新たに採用しました

(エラストマーは、振動対策として高速道路の地盤や、
 衝撃緩和剤としてテニスラケットのシャフト部分に採用されているそうです)

この「エラストマー」がムーブメントの側面を一周ぐるりと囲み、
「ヨコ方向」からの衝撃緩和 という役割を果たしています。

またムーブメントホルダーには、
3つのサスペンション機能を配置してあります。

この絶妙な力加減で自動巻ローターを
固定【ロック】する力を制御すると同時に、

ムーブメント自体に掛かる衝撃の緩和という機能を果たしています!

ですから、スペースマスター クロノGMTが耐衝撃性に優れているのは、

①ローターをロックするシステムを搭載、
②ムーブメントホルダー内部に衝撃緩和材を埋め込んでいる、
③ムーブメントホルダーにサスペンション機能が付いている
 

の3つの理由からなんですね。

また、今回の『スペースマスター クロノGMT』の
ケースとブレスレットにはチタンとSSが使われているので、
現在発売しているボールの代表商品「EHスペースマスター」より、

なんと20g以上も軽くなりました!
(スペースマスター クロノGMTは220g、EHスペースマスターが240g)。

でも45mmのケースサイズと18mmの厚みは存在感抜群!
(どうしても、アモータイザー・システムを搭載しているので厚みはでてしまうんですね….)

そして、この『スペースマスター クロノGMT』を開発したのは、
ボール ウォッチ スイス本社CTO(最高技術責任者)の
フィリップ・アンティル氏という方。 

何と彼の前歴は、あのスイス時計業界を代表する R社 の本社で、
ムーブメント開発やアッセンブルを統括する総責任者…。

なんで辞めちゃったの? なんでボール ウォッチに移ったの?
ベールに包まれているだけに、
聞きたいことがたくさんありますが…、
その辺は近々発売になる時計専門誌にインタビュー記事が

掲載されるそうですので、そちらでチェックしてくださいね。

これ以外にも、リューズロック強靭なバックルチタンケース世界限定
語りたいことがまだまだあります!

是非店頭でゆっくりご説明させていただきますので、
皆様のご来店を心よりお待ちしております!!!


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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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