KAMINEスタッフブログ

H.モーザーツアーinスイス!(その1)

こんにちは。元町店宮田です。
少し前になりますが、11月16~20日にかけて、

モーザーの工房があるシャフハウゼンの町並みです。
モーザーが建設した水力発電施設があります♪


市内のモーザー通りの公園内にあるモーザー像。
モーザーはロシアで時計事業を成功させ、
スイスへ帰国後は時計の売り上げで
水力発電所の建設など様々な事業を行ったこともあり、
地元では時計師というよりは
事業家としてのイメージが強かったとのことです。


正面から撮ったモーザー工房。
開設してまだ年月がそれほど経っていないということもあり、
非常に綺麗な外観でした。


最近自社ムーブメントを製造しているメーカーが増えてきておりますが、
要であるヒゲゼンマイを製作できる工房は僅か。
モーザーではC.E.Oであるユルゲン・ランゲ氏が未だ自ら製造しております。


出来上がったヒゲゼンマイです。


こちらは地板を製作する機械です。
加工時、非常に高温になるため、
冷却水を加工部に噴射しています。


出来上がった地板です。


こちらはガンギ車とアンクルを製作する機械です。
髪の毛のような細さのワイヤーに電流を流して
加工する放電加工を行います。


完成したアンクルとガンギ車です。
素材は18Kゴールドで、
レーザー光線による
表面硬化処理が行われています。

大量生産するためのライン製造のような
大掛かりな機械はほとんどと言っていいほど存在せず、
全てのパーツを極めて丁寧に少量生産している
というイメージでした。

まだまだ感動の時計作りは続きます!
続きは、次回をお楽しみに!!


COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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