KAMINEスタッフブログ

H.モーザーツアーinスイス!(その2)

こんにちは。元町店宮田です。
モーザーツアーレポート、
第二回は前回に引き続いて
工房見学のレポートを致します!
お楽しみ下さい♪


さあ、こちらはテンワをポリッシングする機械です。
こちらは手作業で仕上げます。


こちらはポリッシング前のテンワです。
素材はベリリウムになります。


完成したテンワにチラネジが取り付けられた状態です。
チラネジの方が緩急針を用いるより歩度の調整がしやすく、
美観も優れている為採用しているとの事です。


こちらはブレゲひげの製作工房。
3人の女性が経験による勘でターミナルカーブを製作しています!
ひとつのカーブを製作するのに45分ほどかかるとの事。


加工したヒゲゼンマイをこの機械に入れて投影させ、
設計図と照らし合わせて微調整を行います。


パーペチュアルムーブメントの製作工房です。
各ムーブメントに対して技術者が一人で最初から完成まで携わります。
ひと月で5~10本程生産されるとの事です。


ムーブメントの最終検査です。
この段階に至るまでにパワーリザーブのチェックを2回行うとの事。
徹底した品質管理に脱帽です。


完成されたムーブメントがケースに入れられ、
ここで最終チェックを経て出荷されます。
ここの工房で年間1200本~1300本が生産され、
世界60カ国で販売されているとの事です。


最後に現行品をフルラインナップで見せて頂きました。これだけ並ぶと壮観でした♪
ちなみに各モデル名の由来は、
マユ:モーザーの最初の夫人
モナード:当時のモーザー社に勤めていた時計師
ヘンリー:モーザーの息子
の名前を用いているとの事でした。

工房見学全体を通しての感想と致しまして、
ヒゲゼンマイから一貫して自社で製造することによって
外注をすることがほとんどなく、
その結果本当に素晴らしい出来栄えで、
かつ良心的な価格設定の時計が生まれるのだなと感じました。

少しでも興味をお持ちになった方は、是非とも元町店にお越しいただき、
各商品の裏面から見えるムーブメントをご覧ください♪
本当に美しく、丁寧に作られていることがお分かりいただけると思います!
また、まだまだブログでは掲載しきれていないお話も宮田がご説明させて頂きます♪

次回は一般の方がほとんど足を踏み入れたことのない工場見学のレポートを致します!
お楽しみに♪

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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