旧居留地店・店長の島本が参加して参りました。
2012年 7月22日(日)
Hotel Suitess
チェックイン
ドレスデン中心地
ゼンパーオペラまで歩いて数分の場所に
ホテルがあります。
ホテル近郊写真
7月23日(月)
08:00
ドイツ アウトバーンを一時間ほど走り
ベーレンシュタインへ移動
9:15
ベーレンシュタイン到着後
エキスパート ワークショップへ
エキスパート技術実践内容の説明を受け、
一班二班に別れ、1815ムーブの組立て班と、
ペルラージュ、ブルースチールネジ青焼き、
ダイヤモンドペーパーゴールドシャトン仕上げを
行う班に分かれ、講習を受けることになりました
8の字を描きながら、仕上げを根気よく
順番に磨きこみます
キズが付いていると手前の工程に戻り
作業していかなければなりません
これは非常に難しく、
手の力加減やフラットに磨きこまなければなりません
通常はかなりの時間をかけて磨いて作業をします
この小さなゴールドシャトンを
これだけの時間をかけて作業していくことに
完璧を追求するランゲの姿勢が、感じ取れました
ゴールドシャトンの仕上げ後、
両サイドにブルースチールの
ネジ止めをします
非常に小さいので、
工具の扱いが慣れていてもドライバーを滑らし
シャトンにキズが付いてしまいました
これは、ブルースチールネジの焼きを行っているところ。
(画像はA.ランゲ&ゾーネ正村氏)
私も作業しましたが、スチール部品を青く染めるためには、
ゆっくり慎重に300度まで加熱(焼き戻し)していき、
うまく色が付くタイミングがあります。
焼きすぎると、濃くなるのではなく、逆に薄くなり、
最後には明るいチェリー、赤色になります。
ネジの頭部分に研磨加工を施してあるために、耐食性優れています。
金属の表面にはマグネタイトのごく薄い膜が形成され干渉現象によってビスがコーンフラワーブルーの魅力的な
輝きを放つようになります
時計の心臓部である天符を取り付けるときが非常に難しく、
ひげゼンマイがついた天符の軸、
天芯を受け軸に横から滑りこませるように入れ込みます
うまく入ればすぐに天符が動きはじめます
どこに受けがあるかはルーペで見ても
分かりにくい箇所なので
感覚がものをいいます
改めてA.ランゲ&ゾーネの技術の高さを肌で感じることができました。
続きはPART2でグラスヒュッテ編をお伝えさせて頂きます。