一夜限りの美術館がオープンしました。
そのタイトルは Musée RICHARD MILLE
写真は、開場を前にテープカットする、リシャール ミル氏、
ドミニク、ゲナ氏、リシャール ミルジャパン代表取締役 川﨑氏、
アンバサダーを務めた、浅野忠信氏。
凍りつくような寒さの中、大勢のリシャールミルファン、
報道関係者を集め、ミュージアムはOPENしました。
おごそかな空気の漂う館内には、
リシャール ミルのもう入手できない歴代の限定モデルが
8台のハイケースにそれぞれ1本ずつ展示され、
中央の特設ステージ上には、今回のテーマとなるRM056が、
この日のために製作された特殊照明のハイケースに展示され、
光のかたまりのように、神々しく輝きを放っていました。
リシャール ミルRM056を恐る恐る覗き込む
浅野忠信さん。
RM056の製作を考えついたのが約15年前。
それから完成に至るまでの難しい工程に加え、
紆余曲折について、報道陣に語る、リシャール ミル氏。
彼は、この日のためにギリギリになって完成したこの時計を
ハンドキャリーで日本に持ち込みました。
隣は、RM056についての感想を話す、浅野忠信さん。
リシャール ミル氏が手荷物としてRM056を運搬した特殊ケース。まるで兵器を格納するような物々しさ。
時計1個を格納、運搬するのに、最も堅牢なウォッチケース
RM056を製造する現場からは1台ごと、これに入れられ出荷されます。(シリアルNO入り)
RM056
は、硬いサファイヤクリスタルで造形されているのでかなりタフなのですが、
ちょっとしたことですぐに割れてしまいそうな、繊細なポーセリン(陶器)のアンティークドールなどを扱うように運搬されます。
RM056が特設ケースに展示される際に撮影しました。
これまでにない素材感で、透明な上、
光を反射するサファイヤクリスタルのケースとエアロスペースナノというレンズコーティングなどに用いられる、
特殊な半透明のストラップを装備しているため、上手く撮影することが極めて難しい時計です。
時計全体のイメージ(ケースとストラップ)の透明なイメージと、
内部に見える超複雑で美しいスプリットセコンド付きトゥールビヨン(ルノーエパピ製)のムーブメントが見事なオーラを放ちます。
この日の模様は、翌朝のニュース番組でも報道されました。
写真は、当日リシャール ミルについてのインタビューをうける
石田純一さん。
リシャール ミル
RM056
トゥールビヨン スプリットセコンド
コンペティション クロノグラフ
世界限定:5台 (完売)
・表面に露出している金属パーツはケーススクリューとバックルのみです。
・サファイヤクリスタルの切削と研磨に1000時間以上要します。
(研磨はダイヤモンド粉→薬剤→シリコンで行なわれます)
・重量は101.1g
・サファイヤクリスタルの塊としては異例の軽さです。
・加工に精通した職人を持ってしても、加工の歩留まりは50%
・ムーブは同機能を持ったRM008をベースに90%以上のパーツを改良しています。
・ムーブにパイプフレーム構造を多く採用し、軽量化。9.5g。
・高い透明度を得る為、サファイヤクリスタルケースを出来る限り薄く削り、その結果軽量化にもつながりました。
この日の模様は、1月24日発売 Safaiに4ページ掲載されます。
この他、多数の媒体で取り上げられ
RM056はまさに2012年発表 ドリームウォッチNO1
として伝説となっていくでしょう。