バーゼルフェア終了後鉄道でイタリアに向かい、ローマにあるブルガリブティック本店を見学してまいりました。
ブランドブティックが立ち並ぶ目抜き通り「コンドッティ通り」にあり、
目と鼻の先には映画「ローマの休日」でも有名なスペイン広場が見えています。
多くの観光客でごったがえし、にぎやかなスペイン広場やコンドッティ通りとは対照的に、
ブルガリブティック内は広々としていて静寂に包まれており、数組のお客様が商品を手に取り
じっくり吟味されている様子が伺えました。
入口すぐはブルガリジュエリーコレクションのアーカイブが見られるミュージアムになっており、
故 エリザベス・テイラーが所有していたブルガリジュエリーを、彼女の死後ブルガリが買い戻して
コレクションとして展示されていました。
1884年に銀細工のお店から始まったブルガリは、現在は時計、
革製品、コスメティックなど商品展開も多岐に渡っていますが、
ジュエリーアーカイブを見るとその繊細で緻密な手仕事ぶりに
一流ブランドの誇りや歴史を感じます。
そして、店内奥が時計サロンになっています。
ベージュで統一されたスペースは「OCTO」やその他一般的なブルガリの時計モデルを展示。
ブルーが使われているスペースはジェラルド・ジェンタやダニエル・ロートのコンプリケーションモデルが展示されています。
ローマ本店ならではの商品があるのか聞いてみたところ、こちらの時計が出てきました。
おなじみの「ブルガリ ブルガリ」でカーボンケース、クォーツ。
ダイヤルにはローマ本店の住所がプリントされており、
もちろんローマ本店でしか手に入れることができません。
価格はなんと1800ユーロ!!
この価格設定なのでみなさん“お土産に”気軽に買われていくそうです。
スタッフの方の話では、ローマ本店の業績は好調とのこと。
中国系やロシア系、そしてアラブ系観光客の来店、購入率が高く、
好まれる商品の傾向としては派手でゴージャスで、一見してブルガリと分かるものが人気のため、
ウィンドウディスプレイもそういった傾向を意識しているとか。
逆にイタリア地元の方の来店は減少しており、それは欧州危機による税金負担や
失業率の増加が影響しているからだそうです。
新しいお客様が来店されるのも嬉しいことですが、昔から贔屓にしてくださる顧客様にも
早く戻ってきてもらいたい。
観光名所にあるお店であっても地域に根ざしている意識が強いと感じました。
同じく神戸地域に根ざしたカミネでも、ブルガリの取り扱いについてはまだまだ
認知されていないかもしれませんが、これからも継続してブランドの魅力、商品の良さを
お客様にお伝えしていきます。
ぜひ、みなさまご来店くださいませ。