お客様へブランドの歴史や正しい知識をお伝えすることをカミネでは大切にしています。
形式はブランドによってさまざまですが、
スタッフは定期的に開催される、ワールドワイドのセミナーを受けます。
写真は、カミネスタッフが取得した修了証明書(ディプロマ)の数々。
たとえば、パテックフィリップの場合。
数ステップの研修やテストをクリアし、
終えることが出来た段階で、
ようやくスイスへの切符が手に入ります。
段階ごとのステップをクリアするまで約10ケ月かかります。
その厳しいプログラムは一切口外禁止とのこと…
晴れてスイス本社においての研修を終えた後には、
ディプロマとバッジが授与されます。
トアロード店には、証となるカラトラバマークの
バッジを付けた専任スタッフが常駐。
カミネでは、合計5名の者が所持しています。
A.ランゲ&ゾーネの場合は
研修は二年に亘り、初夏にドイツで開催されます。
写真はグラスヒュッテの工房にて、
本物のランゲ&ゾーネのムーブメントを分解しているところ。
エングレービングやペルラージュ装飾なども体験。
実際に現場で体験することや、
技術者の話を聞くことで、
机の上で勉強した知識と内容が合致して、より確かなものとなります。
二年目の研修を終えると、
A.ランゲ&ゾーネ エキスパートの称号を与えられます。
本社にて、実際に自分で組み立てたムーブメントの入ったディプロマが授与される時には、
感慨もひとしお。
旧居留地店にて、大切に飾ってあります。
ブライトリングや、タグ・ホイヤーも、
教育には特に力を入れています。
ブランドの特色のみではなく、歴史や背景、製品のストーリーや世界観も学びます。
タグホイヤーでは、実際にレーシングカーでのドライビング、ブライトリングではジェットでのエアアクロバット体験まで…
一連の流れを学ぶことで、よりそのブランドへの理解が深まるのです。
カミネスタッフのブライトリング セールスマスター取得者は約15-16名
クロノメトリー店は全スタッフ所持しています。
タグホイヤーの取得者は3名です。
ブランドによるディプロマのほか、時計販売における意識・知識の統一化を目指す目的で、
3年前より実施されているCWCという資格検定も存在します。
CWCとは、Certified Watch Coordinator (ウォッチコーディネーター)の略です。
詳しくはコチラ
H26年1月31日には第3回目の検定試験が実施されました。
この3年間で、カミネのスタッフの内16名が検定試験に合格しました。
もちろん時計のみではなく、ジュエリーの資格をもつスタッフも活躍しています。
こちらは、GIA(米国宝石学会)発行の証明書。
G.G(宝石鑑定士)の資格をもつスタッフに授与されるものです。
ところ変わって、こちらはパリ・ヴァンドーム広場のブシュロンメゾンにて。
サロンの空気やディスプレイを本場で学ぶのも大切な勉強。
現地でのあたたかなもてなしや、人との出会いもかけがえのないものになります。
入社したばかりのスタッフから、
10年選手のベテランスタッフまで、知識やスキルはさまざま。
カミネでは、社内でも定期的に勉強会を開催し、
ときに年長者から修理技術や基本的なイロハを
経験談を交えて教わることも大切な慣習のひとつとしています。
しかしながら、私共にとってもっとも勉強になるのは、やはりお客様とお話をすることです。そこでいつも更にたくさんの知識とヒントを得ることができ、
お客様に磨かれることで、お店はより輝きを増していくものと実感しています。
私共カミネスタッフに、お使いの時計のことについて、どうぞお気軽にお話しをお聞かせ下さい。
カミネ