今日はそんなぺキニエの歴史について少しふれてみます。
ぺキニエは、しばしば 「洒脱」 と表現されます。
「洒脱」。
おそらくはデザイン性の高さとフレンチ・マニュファクチュールだということでしょうか。
フランスの時計産業史から掘り下げると、
ちょうどルイ14世の時代の「ナントの勅令」廃止をきっかけに、
新教徒が逃げ込んだのが、フランスとスイスにまたがるジュラ地方。
この一帯に定住した彼らの中には時計技術を持つ者も多く、
その中でフランス国内の 「モルトー」 でも時計製造が産業として育ちました。
70年代のクォーツ時計の台頭による壊滅的な打撃を
受けるものの、現在でもこの地域には学校や博物館が存在しています。
ちなみに、モルトーの時計学校で技術を身につけた人々は
"フロンタリエ" と呼ばれ、スイスの時計産業を支えているのです。
このモルトーに本社を構え、
フランス時計産業の栄光をぺキニエは取り戻そうとしています。
2007年、ムーブメント開発に着手。
2009年の 「EPM01」 を 2010年には
「カリブル ロワイヤル」 として正式発表。
サイズや外観などの制約なく、自由な発想から
誕生した 「カリブル ロワイヤル」 。
ぺキニエの新たな歴史の最初のページに刻まれる傑作ムーブメント。
代表モデルがこの 「リューロワイヤル」。
SS(42mm) 完全自社製自動巻き
¥1015200(税込)
名実ともに、"フレンチ・マニュファクチュール" と成ったぺキニエ。
この広く明るい工房は、
照明、空調は最新のシステムが導入され、
木製のブラインドや床・壁などはすべてソフトなぺキニエ・カラーで統一。
美しいものは、美しい環境で作られることを実感。
フルモデルで見られる今だからこそ、ぜひ足をお運びください。
期間中は引続き、ぺキニエの魅力をお伝えします。
カミネ トアロード店2F
Tel.078-321-0039
Open.10:30-19:30(無休)