KAMINEスタッフブログ

パテック フィリップ 175周年モデル 4675Gは、やはりただものではなかった。

クラシックなデザインに回帰したイメージのこの時計を最初一目見た時はとても古典的に見えました。
しかし現品をじっくり見ると、より新しく建設的でオリジナルなディテールの数々を有している事がわかります。

エッジのきいたソリッドで完璧な面をもつケース全体の造り込みに加え、二段構造のラグは一方がケースサイド、一方がベゼルに向かって広がっています。
この複雑なケース形状は、現代のケース製作としては最新の加工技術で、初めて可能になったものと思われます。

また、1分計測とはいえ、タキメーター、パルスメーター、テレメーター、三つとも計測できるクロノグラフは極めて稀少です。

このクロノグラフのベースになっているムーブメントは、
パテックの最新の自社製自動巻きクロノグラフムーブメント(CH 28-520)で、
クロノ針を作動させ続けてもパワーリザーブをロスすることがありません。

しかもフライバックなので、通常秒針のかわりにクロノ針を常時動かし続け、
計測が必要な時には瞬時にクロノグラフとしてワンタッチでスタートさせられるという
ファンクションの特性を持ちます。

175周年記念 4675G。
この時計はクラシックな見事な外見と最新の技術を融合させたクロノグラフで、
創業175周年を記念して発表されました。

4675G
ケース径:37.0㎜、K18WG、自動巻
防 水:3気圧防水
テンプ:ジャイロマックス
認定刻印:パテック フィリップ・シール
世界限定:150本 (完売)


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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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