KAMINEスタッフブログ

ヴァシュロン・コンスタンタン メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ

1755年の創業以来、260年に亘り、
美術工芸(メティエ・ダール)を追及する、ヴァシュロン・ コンスタンタンより、
話題のスケルトンの新作がようやくカミネに入荷致しました。

「メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ」は、
時計の装飾技法のひとつである伝統的なスケルトン加工が施された上、
文字盤の周囲には、グランフー(エナメル)装飾も施された特別なコレクションです。

そもそもヴァシュロン・コンスタンタンは、
スケルトン加工の分野では歴史的に極めて高い評価を得ているブランドです。

創業者、ジャン=マルク・ヴァシュロンの時代から
すでにスケルトン加工を施した懐中時計を製作し、
時代とともにその技術を進化させてきました。

1920年代には、全体にスケルトン加工を施した薄型の懐中時計を製造。
続いて1960年代には、同じくスケルトン加工を施した腕時計を製造しはじめました。

その後も、永久カレンダーやミニッツ・リピーターといった複雑機構にスケルトン加工を施すなど、
スイス時計業界の中で、この技法の限界を広げてきました。

2014年に発表された「メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ」は、
ヴァシュロン社の誇る高性能手巻きムーブメント「Cal.4400」に繊細なエングレーブでスケルトン加工が施された、新作の中でも ひと際、話題作となりました。

気の遠くなるような手間のかかるこの加工を施すのに、
数百時間を費やすといわれ、ムーブメントの半分の素材が取り除かれます。

その上で十分な機能と美的外観の完璧なバランスが生み出されます。

時を刻むという機能性に、
美術工芸を盛り込んだ芸術的側面を持つ時計と言えるでしょう。

また、「メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ」の文字盤外周には
ヴァシュロン・コンスタンタンを代表するもうひとつの職人技である
「グラン・フー・エナメル」が盛り込まれています。

この度入荷したモデルは、
グレーのグラン・フー・エナメルで仕上げられた、
高級感のある配色で、落ち着きと気品が感じられます。

ヴァシュロン・コンスタンタンの伝統と職人技の結晶である
「メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ」

うっとりするその素晴らしさを是非手に取ってご覧ください。

「メティエ・ダール・メカニカル・アジュレ」

Ref:82020/000G-9926
ケース径:40mm
防水:3気圧
パワーリザーブ:約65時間
ジュネーブシール取得
価格:¥8559000(税込)

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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