海外からのゲストにお願いするカミネの「ゴールデンブック」にサインするこの男性。 彼は、ローマンゴティエ。
ローマン・ゴティエは独自の設計理論と
抜きん出た審美眼を持っています。
それらが見事に融和したムーブメントを作り上げる
インディペンデントメゾンを統括している彼。
ブランパンの有名なグランドコンプリケーション「1735」の製作責任者や
凄腕のマイスターが工房にはずらりと揃います。
かの有名なスイス時計界・マイスターの第一人者フィリップ・デュフォー氏も太鼓判。
この美しい景色は雪どけの頃。
彼はここ、ヴァレードジュウに工房を構えています。
スイス・ジュネーブから約1時間走った山と湖畔のある田舎 町。
オーデマ・ピゲやジャガー・ルクルト
ブルガリ(ダニエルロート)ブランパンなどが拠点を置くのもここ。
伝統的な地区のため、機械式時計の聖地とも呼ばれます。
社長とゴティエ氏。
旧居留地店にてバーゼル以来の再会。
ローマン・ゴティエ 「ロジカルワン」 プラチナ(43mm径・厚み14.2mm)手巻き
2013年、GPHG(ジュネーブ時計グランプリ) メンズコンプリケーション部門の大賞を受賞したモデルです。
ルビーのチェーンリンクを備えた”フュゼチェーンスタイル”のコンスタントフォース機構。
人間工学的デザインに基づくプッシュボタン式巻き上げ機構は、押すたびに香箱の巻上げの様子が見えます。
ロジカルワンの裏側。
おおきな香箱の上部にはシルバープレート。
その上にヴァレードジュウの刻印が。
ジュウの伝統的な時計づくりへの誇りを感じさせます。
こちら2015年の新作。
上の「ロジカルワン」のブラックチタンver.です。
ADLC加工の施されたチタンケースは、ゴティエさんの趣味であるスポーツカーからインスピレーションを得て開発されたそうです。
ローマン・ゴティエ創業10周年記念モデル「プレステージHMS」
WG(41mm径) 手巻き 2006年のデビュー作「プレステージHM」に続く2作目。
オフセンターの時分表示とオープンワークの文字盤が特徴です。
ムーブメントと文字盤の仕上げには特にこだわっており、ギョーシェ彫りのクルードパリ模様が時分表示ダイヤルを囲っています。
こんな超絶モデルを生み出す彼が
お土産に、と差出して下さったのは「シュプリングリ」の
チョコレート。
ネイビーとゴールドの配色はスイスの街・軒先でよく見かけます。
スイスのショコラ5選に必ず選ばれるシュプリングリ。
トイスチャーやアウアーもおすすめ。ステットラーやレダラッハも著名ですね
国外への輸出は一切しないため、スイスでしか買えません。
ぎっしりと目の詰まったプラリネの数々。
スイスのチョコレートは他国のそれとは違い、特に「甘み」が濃いのです。
寒さの厳しいスイスの地では
とかくその甘みに効果があるのでしょう。
一粒味わった余韻がずっと続く、大切に味わいたいチョコレートでした。
ゴティエさん、ごちそうさまでした。
まもなく、ジュウ渓谷は冬の訪れを予感させるころでしょうか。
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