8月24日(木) 東京 銀座
カミネは、世界的なハイジュエラーであり
ウォッチメイカーであるブルガリとともに
世界にたった一つの限定品を発表する運びとなりました。
「ブルガリ オクト フィニッシモ トリロジー」
それは、世界記録を携えてパーソナライズがほどこされた3つの時計により構成される唯一無二の逸品。
3本の時計は「OCTO(オクト)」コレクション
トゥールビヨン、ミニッツリピーター、オートマティック。
3つは「1・1・1」(OneOneOne)として今年のカミネ創業111周年を讃えるものでもあるのです。
プレスを招待したイベントではじめてベールを脱いだ本作はユニークなピアノ型のケースに収められていました。
何故、3つのタイムピースがこのようなケースとともに在るのか?
それは、プロジェクトを彩るのに
「音楽」が由来しているからです。
事の始まりは、昨年の秋。
ブルガリCEOのウォルター氏と弊社上根は食事をともにする場で、
「世界的に滞留する高級時計市場を活性化するには、
今より幅広い層に時計の魅力を伝えていかねばならない」
という考えについて語らいました。
昨今、時計が注目される背景に介在する「人」や「アート」。
そこに結び付けたモーメントが必要と二人は考え、具体論が出ました。
その求めに応えたのが
世界的名声をもつ音楽家・坂本龍一氏。
彼は、この3つの時計のメカニズムが生み出す「音」を素材にこのタイムピースのためだけに楽曲を提供下さったのです。
時計の音から旋律を生み出すことに特別に同意下さり創り出された音はCDに収められ、このタイムピースとともにオーダーに贈り届けられます。
会見後にはパーティー会場でも驚きの仕掛けでお披露目されました(その模様は後日、改めて)
パーティ後は、ルーフトップバーでイタリアらしく華やかなクラブミュージックでカジュアルに。
会見後、ルーフトップバーで展示される時計。
多くの雑誌社・時計ジャーナリストが集まりました。
時計のケースの裏側には、
坂本龍一氏の自筆サインが施されています。
写真左から、プロダクト担当ファブリツィオ氏・グイド氏
坂本龍一氏・ウォルターCEO・弊社上根亨・GQ鈴木編集長
会見の中で、時について尋ねられた坂本氏は
「楽しい時はたくさんある。
パスタがおいしいとか、いい人と巡りあうとか。
そんな良い時間が沢山蓄積されて人生は豊かになるのだと思う。
最高の時は、何度だってある」
と穏やかに話されました。
彼の「心にふれたから」実現し、
ウォッチメイキングに「アート」と「カルチャー」という新たな価値観をもたらすこととなったプロジェクト。
より詳しい情報と込められた思いを、近日中にCEOブログにて公開いたしますので、是非ご覧いただければと思います。