毎年しっかりと新しいムーブメントを開発し、新作発表を行っているランゲ&ゾーネ。
SIHHブースでは毎年大きな模型が作成され、楽しみにされている来場者も多いです。
今年の模型はこちら
トリプルスプリットモデル!
ここ数年の大作はカレンダー機構が主となっておりましたが、久しぶりにクロノグラフでの
大作モデルが発表されました。
非常に希少なこのモデルを少しご紹介させて頂きます。
A.ランゲ&ゾーネ トリプルスプリット
424.038F
ケース径:43.2ミリ ホワイトゴールド
手巻き、パワーリザーブ55時間
世界限定100本
139000€ 予価
過去発表されていたダブルスプリットは同時に2つの時間を計測し
最長30分までの時間差を計測することが出来る、ランゲ&ゾーネだけが唯一持つ機構でした。
今回発表されたトリプルスプリットはさらに12時間積算計もプラスし
最長12時間までの時間差を計測できる世界唯一のスプリットセコンドクロノグラフです。
12層にも及ぶ奥深いムーブメント。
同軸のパーツ構成が増える機構な為、調整には気が遠くなるような技術が要求されます。
何よりもダブルスプリットと同じケース径にこの機能を詰め込んだことが驚きです。
工房を拡張し、人員も増やしながら生産数は増やさず
技術革新を続けるランゲだからこそ生まれたモデルです。
新作からはもう1種限定モデルが発表されています。
1815 ウォルターランゲへのオマージュ
297.032
ケース径:40.2ミリ ピンクゴールド
手巻き・世界限定90本
スタート・ストップ機能付きステップ式センターセコンド
¥5,767,200-(税込予価)
昨年のSIHH期間中に他界したブランド再興の祖である、ウォルターランゲ氏に敬意を表し
新モデルを限定で発表。
6時位置スモールセコンドは1/6秒刻みの通常の動きですが
センターセコンドは1秒ごと歯切れよく刻むステップ運針になっており、
かつ2時位置のボタンでスタート・ストップをすることができます。
この機能は150年前にウォルター氏の曽祖父アドルフ・ランゲが発明し
祖父エミール・ランゲが実用化した機構であり、ランゲ家族の歴史が詰まったモデルです。
その他レギュラーモデルの新作も魅力あるモデルが発表されております。
改めてご紹介させて頂きます。
最後に。
画像は2014年ジュネーブサロンにて弊社社長と。
カミネ 旧居留地店
078-325-0088