A.ランゲ&ゾーネの最上級モデルに搭載される「チェーンフュジー機構」
チェーンフュジーとは、機械式時計の精度向上のための複雑機構のひとつです。
この機構は主にマリンクロノメーターに用いられ、かつては船の航海においてこの機構の精度に乗務員の命がかかっていました。
懐中時計にも使われた古典的な機構の一つです。
A.ランゲ&ゾーネはこのメカニズムを世界で初めて腕時計サイズの小さな寸法に組み込むことに成功しました。
構成部品数636、断面寸法0.6×0.3ミリという極めて微細なチェーン構成を可能にしたのはさすがA.ランゲ &ゾーネの技術力。
機械式時計は、ゼンマイの動力が完全に巻き上がった直後は強く、パワーリザーブが少なくなると大幅に低下する仕組みになり、これが歩度のばらつきの原因となります。
チェーンフュジー機構が無段式変速機構のような役割を果たし、ゼンマイのパワー低下を補正して、ムーブメントに常に一定の動力を供給できるため、時計の精度が維持できるという効果があります。
ゼンマイが完全に巻き上げられた状態で、チェーンはフュジー側に巻かれています。
時計の針が進むにつれて香箱全体が回転し、チェーンをフュジーから巻き取ってゆきます。 それに伴いフュジーが回転し、そのトルクが動力伝達用歯車を通じて輪列に伝わっていく仕組みとなっています。
ドイツ最高峰の時計、A.ランゲ &ゾーネ。
チェーンフュジーを搭載するモデルをご紹介します。
A.LANGE&SÖHNE
リヒャルト・ランゲ トゥールビヨン“プール・ル・メリット
Ref.LS7604AF 760.032F ¥24,278,400(税込)
K18PGケース(41.9mm)、エナメルホワイトダイヤル
手巻き 3気圧防水
ストップセコンド機能 、チェーンフュジー機構
生産本数も大変少ないA.ランゲ&ゾーネの希少なタイムピースは、カミネ旧居留地店でお取扱いしております。
来月10月13日~21日の期間、カミネ旧居留地店にて「A.ランゲ&ゾーネフェア」を開催いたします。
フェア開始の10月13日(土)と14日(日)の二日間は店頭で毎年恒例のドイツビールイベント「オクトーバーフェス」を開催!ご来店の皆様に専用サーバーでご用意するドイツビールをお楽しみいただけます。
さらに10月14日(日)はホテルオークラ神戸で「A.ランゲ&ゾーネ展示会(14時~17時)」を開催いたします。A.ランゲ&ゾーネ2018年新作を含む希少なコレクションが50点以上勢揃いします!ご予約制となっておりますので、ご来場希望の方はカミネ旧居留地店までご連絡下さいませ。
ぜひ皆様のご来店をお待ち申しあげます。
カミネ旧居留地店:078‐325‐0088