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2019 時計界のアカデミー賞ジュネーブグランプリ GPHGの受賞作の中からのピックアップ

腕時計のコンテストには様々なものがありますがその中で最も有名で権威があるものが、ジュネーブ時計グランプリといわれる『GPHG』(grand prix d’horlogerie de genève)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

2001年から始まり、分かりやすく言えば時計界のアカデミー賞で、その年に発表された時計から様々な部門で選ばれます。

審査員は時計評論家を中心に重々しい顔ぶれで構成されており、受賞トロフィーは時計製造の要ともいえる「手」のデザインで時計業界では大変栄誉ある賞となっています。

 

 

 

 

 

 

 

今年も11月7日 ジュネーブで各賞の発表ならびに表彰が行われました。
以下、受賞作の数々の中から主だったものをご紹介いたします。

 

AUDEMARS PIGUET  「ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー ウルトラシン」

世界最薄の自動巻 パーペチュアルカレンダー
パーペチュアルの日付と月を制御するパーツは通常3層で構成されるのを一層で行うというパーペチュアルの常識を覆したムーブメント。
永久カレンダーはデイリーで使ってこその機能。
これを6.3mmのケース厚におさめる事により、装着ストレスも無く、この一本で日常使用に永久カレンダーを堪能できるモデルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BVLGARI 「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT オートマチック」

世界最薄の自動巻クロノグラフ。
フィニッシモのデザインだからこその大きな地板のムーブメントスペースを 十二分に活用した最薄のクロノグラフムーブメントは本格的。
3カウンタークロノに見えるデザインながら、3時位置はGMT
12時間 積算計よりも魅力的な機能で、どっしりとしたクロノグラフデザインを演出。
制御するプッシュボタンもケースデザインに組み込まれており、美しいです。
各ファンクションボタンの高級品特有の操作感も魅力的な仕上がりに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CHANEL「J12 キャリバー12.1」

発表20年目に大幅なリニューアルで生まれ変わったJ12
アイコンウォッチのリニューアルはリスクが伴いますが、全てがプラスの進化となった新生J12
ケニッシ製のCOSC認定のロングパワーリザーブムーブメントを搭載。
厚みが増した分、ケースはモノブロック構造のセラミックにバックスケルトン。新ムーブのローターは、円を組み合わせたシャネルらしいデザイン。この先20年もアイコンウォッチであり続けるであろう確信ができるモデルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SEIKO 「プロスペックス LX line ダイバーズ」

1968年にリリースされたセイコー ダイバーズがデザインベース。
2018年のGPHGでも受賞したアイコンデザインのプロスペックス
スポーツウォッチに適したスプリングドライブを搭載し、セイコーの技術力が詰まったモデル。
本格機械式ダイバーズが少ない中、国産ダイバーズのアイコンだけでなく、世界的なダイバーズのスタンダードになれるモデルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019ジュネーブグランプリGPHGの全貌はこちら➡ GPHG2019

カミネ➡https://kamine.co.jp/

 

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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