時計業界でその名を知らない人はいないという飛田直哉氏。
時計の知識もさることながら時計とは別の他分野知識にも広いお方です。
そんな飛田氏が2018年に設立したブランド、「NAOYA HIDA&CO.」。
ヴィンテージウォッチへのリスペクトが詰まった時計が特徴のブランド。
時計好きが思わずうなる時計を製作されています!
そんな素晴らしいブランド、「NAOYA HIDA&CO.」
先日、カミネ旧居留地店で初のトランクショーが開催されました!
予約制でのご案内となりましたがたくさんの方がご来場され、飛田氏も休憩を取ることなく、熱心にご自身の時計を説明されていました。
さて、「NAOYA HIDA&CO.」の時計、すでに時計を紹介するメディア等ではたくさんの記事が上がっております。重複する点も多々あるかと思いますが、この時計の魅力を書いていきます!(イベントから日が経ってしまい申し訳ありません・・・)
「NAOYA HIDA&CO.」の時計は飛田氏のこだわりが目一杯詰まっております。
ヴィンテージウォッチの作りにならったこの「NH TYPE 1C」
超高精度微細加工機によって削り出された2本のリーフハンド、ケース側に寄ったスモールセコンド、巻き心地に特化したリューズ、細めに作られたラグ、エッジの効いた削り出しバックル、と挙げだしたらきりがないほどのこだわりポイントがあります。
その中でも私が特に注目したポイントは、ケース径37㎜いっぱいに詰まったムーブメント(30㎜)です。
従来腕時計というのは、ムーブメントを先に開発しその後ムーブメントに合わせてケースが作られました。そのため必然的にケース径に対して目一杯のムーブメントが搭載されていたのです。
現在は大きめのケースを先に開発してから、既存のムーブメントが乗るといった手法が取られるため、ケース径に対して中身が詰まっていないといった現象が起きます。
(もちろん全ての時計がそういうわけではありませんし、それが悪いということでもありません。自分が気に入った時計を着けることが一番だと思います。)
そういった背景から、ヴィンテージウォッチ好きにはたまらない仕様になっています!
他にも上で挙げましたが、エッジが効いたケース、削り出しのバックルも魅力の一つ、
これもヴィンテージウォッチにみられる特徴です。
NHウォッチのプロトタイプは手が切れる程エッジが効いており、飛田さん自身実際何日か着用したのち手が切れたのだとか・・・
製品化された時計はさすがに手が切れる程ではありませんが、それでもかなりエッジが効いていてシャープな印象を覚えます。
さらにケースは、耐腐食性に特化した904Lステンレススチールを、ミクロン単位で削りだしているというこだわり。
この904Lステンレススチールは非常に加工が難しく、ケース製造をしてくれる工場がなかなか見つからなかったのだそう。
文字盤は洋銀を使用してあり、インデックスのブレゲ数字は職人による手彫りです。
立体感が出るよう数字は彫られています。
本当に挙げだすときりがない魅力の数々。
今回はNH TYPE 1Cにスポットを当て記事を書きましたが、
センターセコンドのNH TYPE 2Aも同じようにたくさんのこだわりが詰まっております。
時計をこよなく愛している飛田氏だからこそ作りあげることができた「NAOYA HIDA&CO.」の時計。
ヴィンテージウォッチ好きの方もそうでない方も、思わず手首に目を落としたくなる完成度で、より一層時計に対して思いを馳せることができると思います。
NAOYA HIDA&CO.公式ホームページはこちら→https://naoyahidawatch.com/
詳しいスペック等もこちらで確認できます。
カミネ旧居留地店
〒650-0036
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TEL 078-325-0088