時計の世界では微々たる違いが大きく印象を左右する場合がしばしばあります。
グランド・ランゲ1とランゲ1もその一つではないでしょうか。
一見グランド・ランゲ1は通常のランゲ1よりケース径が大きくなっただけでは?と思われるかもしれませんが、2機を並べて比べるといくつか違った点が浮かび上がってきます。 そしてそれらを理解することで、ランゲ1とグランド・ランゲ1は違った時計であることを感じることができます。
まずはダイヤル上。
各表記のレイアウトをご覧ください。
ランゲ1と比べ、グランド・ランゲ1のダイヤルはより整然としている印象を感じませんか?
文字盤が広いグランド・ランゲ1はブランドロゴや、ビッグデイト、パワーリザーブ表示がよりシャープに見えます。 パワーリザーブ表示はABに近くなると赤い表示になるという点は特に2機の違いが分かりやすいですね。
そしてインデックス、目盛りの縦比率にも違いは見ることができます。
ランゲ1のインデックス、目盛りに対しグランド・ランゲ1のそれらは少し伸びやかに見える。
これも広くなった文字盤を有効的に活用しています。
このように微細な違いではありますが、実際に比べて見てみると印象は結構変わるのではないかと思います。 とは言えどちらの時計も、人間が美しいと感じることができる黄金比に基づいてデザインされているため違いはあれど美しさに違いはありません。
また文字盤、ケース径だけでなく、ムーブメントにおいても違いがあります。
ランゲ1のキャリバーL121.1とグランド・ランゲ1のキャリバーL095.1はスペックこそ同じですが、パーツ数や石数そしてムーブメント寸法は異なっています。
L121.1:直径:30.6 mm、高さ:5.7 mm
L095.1:直径:34.1 mm、高さ:4.7 mm
ご覧の通り直径、高さに差別化が図られています。
直径の小さなL121.1は、ツインバレルやストップセコンド機能、パワーリザーブ表示がパンパンに詰められているというのが技術力の高さとヴィンテージ的な魅力を感じることができます。
対照的にL095.1は、ケース径が大きくなった分ムーブメントにも余裕が出るのでスペックそのままに薄型化が図られています。そのためグランド・ランゲ1は通常のランゲ1よりもケース厚が薄くなっています。
ケース径が大きくなってそのままL121.1を搭載するのではなく、薄型のL095.1を開発しケース一杯にムーブメントを収めるというのはランゲの物作りに対する思いと伝統を重んじる姿勢を感じます。 このように各箇所小さな違いですが、全く別の時計として位置しています。
2022年新作のグランド・ランゲ1は落ち着きと品格のあるグレー文字盤が登場。
さらに、前作のグランド・ランゲ1の厚さ(8.8㎜)よりも薄い8.2㎜にアップデート。
ランゲ1の38.5㎜では少し小振りであるという方には41㎜のグランド・ランゲ1をおすすめいたします。
グランド・ランゲ1(2022年新作)
137.038(WG)137.033(PG)
ケース径:41㎜
ケース素材:WG、PG
防水:日常生活防水 パワーリザーブ:72時間
¥ 5,896,000-(税込)
商品ページはこちらから↓
https://www.kamine.co.jp/item/20551/
https://www.kamine.co.jp/item/20550/
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