KAMINEスタッフブログ

【ピアジェ】独創的な美意識でエレガントなウォッチとジュエリー

 皆様はピアジェというブランドをご存知でしょうか。独創的で大胆なデザインのジュエリーを豊富に展開していることからも、宝石メーカーとしてのイメージをお持ちの方が多いかもしれません。しかし、工房設立当初は高品質な時計の“ムーブメント製作”に注力してきた、非常に歴史の長いブランドなのです。そのムーブメントに施された高度な技術は瞬く間に時計業界へと知れ渡り、当時はスイスの名立たるウォッチメゾンが買い付けていました。その卓越した精巧さにより、他社から多くの注文を受けるほどの実績と共に会社は大きく成長。特に薄型設計のムーブメントを駆使して作られたドレスウォッチに関しては、世界最高峰の品質を誇っています。

3/4(土)~3/19(日)カミネ元町店にて、ピアジェフェアを開催しております。

3/11(土)には、神戸市中央区元町のフレンチレストラン イグレックベガ(igrek VEGA)を貸し切りまして、ピアジェのウォッチ&ジュエリーを展示し、スペシャル ピアジェ デイを開催いたします。当日の夜は、特別ゲスト『HODINKEE Japan』編集長の関口 優氏と『OCEANS』編集長の江部 寿貴氏にピアジェの魅力とファッションについて語っていただきます。ご興味のある方は下記詳細ページよりお申し込みください。

3.11Sat スペシャル ピアジェ デイ【ピアジェ フェア同時開催】

 また、他のブランドにはない個性的なルックスでありながら、エレガントでラグジュアリーなデザインに仕上げているのも大きな魅力の一つとして挙げられます。人と被らず優雅で遊び心があり、男女問わず愛される見た目は今もなお人気を博しています。そして、ピアジェ最大の特徴である薄型のムーブメントを秘めた腕時計は厚みを抑えてある分、着け心地も軽やかなのでシャツやニットなどの袖口に当たりにくく、スマートにしまうことができます。ビジネスの場でも十分に活躍するピアジェの秘密は、ここにあるのかもしれません。

 マニュファクチュールである一方、ジュエリーの製作も得意としているブランドのため、宝石が散りばめられた高級感のある時計も数多く展開されています。また、近年話題のラグジュアリースポーツウォッチとしてシリーズ化した「ピアジェ ポロ」においては非常に人気が高く、幅広いお客様から支持を得ているモデルです。

ピアジェの歴史

 標高1000メートルを超えるスイス、ジュラ山脈の小さな村、ラ・コート・オ・フェ。ピアジェは、1874年にこの地でジョルジュ=エドワール・ピアジェ氏によって創業されました。元々ムーブメント工場の設立から始まったブランドですが、1911年にジョルジュ=エドワールの息子であるティモテ・ピアジェが会社を受け継いだことがきっかけで、内部の部品のみならず腕時計本体の製作にも力を入れることとなりました。後の1943年、創業者の孫であるジェラルドとヴァランタン・ピアジェにより自らの名前である“ピアジェ”がブランド名として起用され、新しい歴史を築き始めます。

 ピアジェは、1957年に薄型の手巻きキャリバー、1960年に同じく薄型の自動巻きキャリバーを発表しました。当時としては驚異的な厚さわずか2mmのムーブメント「9P」は大きな話題となり、時計業界に名を馳せた最大のきっかけにもなりました。現在ではリシャール・ミルがフェラーリとのコラボレーションモデルとして発表した“RM UP-1”や、ブルガリの“オクト フィニッシモ ウルトラウォッチ”など、次々と極薄の商品が開発されていますが、その技術をどこよりも早く先駆けて開発したのがこの“ピアジェ”なのです。このことからも、ピアジェが手掛ける時計の技術力の高さを窺い知ることができます。

 1959年にジュエリーの製品を発表したピアジェは、宝飾用の新しい工房に加え、スイスのジュネーブにアトリエ「サロン ピアジェ」を設け、それぞれに力を注ぐようになります。前衛的で斬新なデザインは富裕層の目に留まり、すぐさま高い支持を集めることとなりました。繊細かつ他にはない独創的なデザインを追求した結果、ジュエリーブランドとしても確固たる地位を築いて現在に至るのです。着用するだけできらびやかで上品な雰囲気を演出できる輝かしいデザインは、幅広い年齢層の方から人気を誇っています。

ここで、ピアジェの中でも特に人気のある時計・ジュエリーのコレクションをご紹介いたします。

1.ピアジェ ポロ

ピアジェ ポロ
Ref.G0A41002/自動巻き
ステンレスケース(42mm)
¥1,636,800(税込)

※2023年3月時点の情報となります。

カジュアルでエレガント、どのようなシーンにもふさわしいこのモデル。海のように深みのある落ち着いたブルーの文字盤が目を引くこのデザインは、ラウンド型とクッション型を融合させた柔らかなフォルムのミドルケースになっています。ダイヤルは時、分、秒針と6時位置にある日付表示が配されたのみのとてもシンプルなデザインで、水平のギョーシェ彫りを用いることで上品な雰囲気がより一層高まっています。ベルトはサテン仕上げとポリッシュ仕上げを織り交ぜていて、派手すぎず紳士的な輝きを放っています。また、ベゼルと一体化することでベルトが手首に沿いやすく、快適な着け心地でご使用いただけます。このシリーズはそれぞれ、スケルトンのデザインとよりスポーティな印象のラバーベルトのモデルも展開しています。

ピアジェ ポロ スケルトン
G0A45004/自動巻き
ステンレスケース(42mm)
¥3,916,000(税込)

※2023年3月時点の情報となります。
ピアジェ ポロ デイト
G0A47014/自動巻き
ステンレススティール(42mm)
¥1,478,400(税込)

※2023年3月時点の情報となります。

2.アルティプラノ

アルティプラノ
Ref.G0A31114/手巻き
K18PGケース(38.mm)
¥2,200,000(税込)

※2023年3月時点の情報となります。

ピアジェの代表的なモデルといえば、極薄のムーブメントとケースを組み合わせたアルティプラノです。極限まで削ぎ落とされたシンプルなデザインが特徴で、大人の余裕と色気を感じさせます。“アルティプラノ”という名前はボリビア地域の高原から由来しています。天空に最も近い場所といわれており、究極のエレガンスを表現するに相応しい高原です。発売以来60年の歴史の中で200以上のモデルが販売されており、薄さへの追及は現在まで続いています。従来は「ムーブメントの薄さ」が強みでしたが、今では「ムーブメント+本体ケースの薄さ」に研究を重ねています。最新のものでは“時計本体の薄さをかつてのムーブメントの薄さを同じにすることに成功した”というニュースがありました。まさに薄型時計の代表とも呼べる素晴らしいモデルです。ムーブメントとケースデザインをトータルで設計できるのは、マニュファクチュールならではの大きな強みといえるでしょう。

3.ライムライトガラ

ライムライト ガラ
Ref.G0A42213/クオーツ
18K PGケース(26mm)
18Kピンクゴールド製ミラネーゼブレスレット
¥3,960,000(税込)

※2023年3月時点の情報となります。

ジュエリー感覚で身に着けられる女性向けラインのライムライトガラは1973年から始まっているモデルです。ベゼルの部分に異なるサイズのダイヤモンドをセッティングすることで曲線に動きが生まれ、より女性らしいグラマラスな印象になります。更に、左右非対称なデザインによりフェミニンで柔らかい雰囲気が加わり、どの年齢層の方にも上品なイメージでご着用いただけます。また、着け心地がなめらかな網目状のブレスレットは自社製で、職人の手作業により製作されています。細かい編み上げ自体は機械で行いますが、最後の仕上げとして熱を加えながらブレスレット全体をなめしていく作業は全て人の手により施されています。

4.ポセション

ポセション
Ref.G0A43081/クオーツ
K18PGケース(29mm)
¥1,293,600(税込)

※2023年3月時点の情報となります。
ポセション リング
Ref. G34P1O00
K18PG
¥1,117,600(税込)

※2023年3月時点の情報となります。

Possession(ポセション)シリーズの最大の特徴は、時計・ジュエリー共に一部が“回転する”という仕掛けです。時計はベゼルの部分を、ジュエリーはダイヤモンドがセッティングされている部分を、それぞれ指でくるくると回すことができます。この動きには、「幸福や幸運、成功といった前向きなエネルギーを呼び込む」という意味合いが込められていて、ピアジェならではの大胆な遊び心を窺い知ることができます。手元をさりげなく触る女性の仕草でアンニュイな雰囲気を漂わせながらも、毎日に寄り添い続けるお守りアイテムとして着用することができます。また、こちらの時計は簡単に付け替えが可能なインターチェンジャブルのストラップ仕様となっておりますので、その日の気分に合わせてファッション感覚でベルトの色を選ぶことができます。

 いかがでしたでしょうか。実際に日々店頭に立っていても「ピアジェといえば宝飾品のイメージが強いブランド」というお客様の声を多くお聞きしますが、時計製作の技術においても一流で“薄型ムーブメント”をどこよりも早く先駆けたメーカーであるという点に驚かれた方も多いのではないでしょうか。上記以外にも、今回のブログでは紹介しきれなかった時計やジュエリーを店頭にて数多くご用意しておりますので、お近くをお通りの際は是非お立ち寄りくださいませ。

カミネ 元町店
〒650-0021
神戸市中央区三宮町3丁目1-8
TEL:078-327-3363
motomachi@kamine.co.jp
10:30~19:30(無休)
https://www.kamine.co.jp/shop/motomachi/

Piaget(ピアジェ)ウォッチコレクション
https://www.kamine.co.jp/watch/piaget/

Piaget(ピアジェ) ジュエリーコレクション
https://www.kamine.co.jp/jewelry/piaget/

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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