いまやラグジュアリースポーツウォッチの代名詞ともいわれるスケルトンウォッチですが、先駆者としてあげるならば、ロジェデュブイではないでしょうか。
ロジェデュブイは地板の無いスケルトンムーブメントを開発してから、15年以上の歴史があり、スケルトンウォッチのノウハウは業界一。
古くからスケルトンムーブメントを製造しているので、現行モデルのムーブメントに新しさを感じられないという声も多いのですが、実は大きく進化しております。
先代のムーブメントからの変更点は3つ。
① パワーリザーブが60時間から72時間に延長
② 緩急針を廃したフリースプラングテンプの採用
③ ガンギ車とアンクル石にシリコン素材を採用
一見それ程の向上に感じられないパワーリザーブの延長には様々な改良が必要で、動力ロスを見直すのはもちろんのこと、香箱内のゼンマイの厚みを変え、主ゼンマイの長さ自体を同じ香箱サイズの中で長くする改良もされています。
(香箱もオープンワーク化されているので、ゼンマイの厚みも目視できます)
ゼンマイの厚みを変えるとトルクの強さなどデメリットなども考えられますが、脱進機のシリコン化、新開発の潤滑油など、多数の改良がありロングパワーリザーブが実現。非常にハードルの高い進化です。
一般的にシリコン製のガンギ車とアンクルは他社でもよく見られるようになってきましたが、ロジェデュブイはアンクル部は爪のみにシリコンを採用した特殊仕様。
シリコンは人工ルビーに比べ、形状加工がしやすいので摩擦を限りなく低減できる形状になっています。より精度の高い調整を可能にするため、一体型ではなく爪石部分のみシリコンを採用するなど他社を圧倒するこだわりようです。
他社のシリコン素材はブルーが多いのですが、ロジェデュブイは審美性にそぐわないということで、シリコンにダイヤモンドコーティングをかけブラックに加工。このことでシリコンが使われていることを知らない方も多いと思います。
良く言われた弱点の1つマイクロローターも進化。
従来はタングステン単体であったものが、タングステンとゴールドのバイマテリアルになり巻き上げ効率もUP。
マイクロローターは一般的に巻き上げ効率が悪いと言われていますが、片巻き上げで巻き上げ効率のいいといわれている汎用ムーブメントのETA7750をベンチマークに巻き上げ効率を改良されているので、効率はかなり上がっており、またローター音も先代と比べ物にならない程静かになっております。
RD720SQ搭載のフラッグシップモデルがこちら
ケースはロジェデュブイが特許を取得した独自の合金イーオンゴールドを採用。変色に強い18Kゴールドで長きにわたり美観を保ちます。
深い面取りを施された特徴的な星形の立体造形。
意匠だけでなく、ムーブメントにもしっかりと面取りが施されています。仕上げも鏡面・ヘアライン・ショットブラストなど、多彩に使い分け存在感際立つ外観になっています。
是非店頭でルーペを使って細部までご確認頂きたい逸品です!
エクスカリバー モノバランシエ イオンゴールド
RDDBEX0954
キャリバーRD720SQ
機械式、自動巻き
パワーリザーブ:72 時間
ケース直径:42 mm
素材:イオンゴールド
ガラス:反射防止加工サファイヤクリスタル
ケース裏:イオンゴールド製オープンケースにサファイヤクリスタルを使用
厚さ:12.7 mm
防水性:10気圧(100m)
¥ 11,275,000(税込)
https://www.kamine.co.jp/item/20579/
ロジェ・デュブイ正規取扱店
カミネ 旧居留地店
神戸市中央区播磨町49 旧居留地平和ビル1F
営業時間:10:30~19:30(無休)
TEL 078-325-0088
https://www.kamine.co.jp/shop/maison/
ROGER DUBUIS – ロジェ・デュブイ ウォッチコレクション
https://www.kamine.co.jp/watch/roger-dubuis/