KAMINEスタッフブログ

【Watches and Wonders 2024】創立150周年-ピアジェの新作時計

数多くのブランドが出展するWatches and Wonders 2024。3日目にはかなり満腹状態になるのですが、そんな我々を新鮮な気持ちに引き戻してくれたのはピアジェでした。

Piaget Booth of Watches and Wonders GENEVA, in Geneva, Switzerland, Thursday, April 11, 2024. The Master Event of the Watches and Wonders ecosystem brings together the leading names of the Watchmaking and luxury industry from April 9 to April 15, 2024 at Geneva Palexpo. (WWGF/KEYSTONE/Cyril Zingaro)

ピアジェのブースはブランドの創立150周年を祝うパーティーを思わせる華やかな雰囲気が印象的。

なんとなく70年代のアメリカのディスコブームを思い起こさせるようなエネルギッシュなムードで、疲れを吹き飛ばしてくれました。

Piaget Booth of Watches and Wonders GENEVA, in Geneva, Switzerland, Thursday, April 11, 2024. The Master Event of the Watches and Wonders ecosystem brings together the leading names of the Watchmaking and luxury industry from April 9 to April 15, 2024 at Geneva Palexpo. (WWGF/KEYSTONE/Cyril Zingaro)

ブース内には豪華なバーラウンジも。
こちらは話題の復刻ポロ79にまつわる歴史をたどるスペースになっています。

ここでポロについてのお話を少しだけ。ポロが誕生した1979年は人々の嗜好がエレガントからスポーティへ切り替わりつつある転換期でした。

その要望を叶えるかのごとく彗星のようにカムバックしたポロ79。ゴージャスでいてスポーティーな装いは顧客達を虜にしました。

その名の由来ともなったポロですが、日本ではあまりなじみがないスポーツ。しかし欧州ではセレブリティに愛される最高峰のスポーツ競技なのです。ピアジェはそのラグジュアリーな世界観と融合。その試みは新しいスポーティラグジュアリーを誕生させることに成功したのです。

そんな爆発的ヒット作であるポロを現代に甦らせたモデルが今年の新作ポロ79。
各所で話題になっており、我々も手に取ることを楽しみにしていました。
会場でもかなり人気で各国のディーラーからひっぱりだこ。

十数分待ちわびて、いよいよご対面!

このずっしりとした質量…。最高です!!この期待に応える重厚感は手に取るだけで満足度が高まります。


昔存在していたモデルより、わずかにケースサイズがアップして、裏面のシースルーバックからは美しいムーブメントが楽しめます。復刻の良さを保ちながら、現代的なフォルムに。

面取りされたエッジもしっかりとした厚みで立体感を演出しており、腕の上スタイリッシュにゴールドの質感が際立ちます。

PIAGET POLO 79
素材…18KYG
ケース径…38mm
厚さ…7.35mm
Cal.1200P1自動巻き
パワーリザーブ44時間
50mm防水
予価10,600,000円(税込)

私たちが新作のポロ79に見入っている傍で、まさかの奇跡が…!!!

由緒あるピアジェ一族の末裔であるJ.イヴ・ピアジェ氏が会場にいらっしゃったのです!

業界歴の長い弊社代表も、J.イヴ・ピアジェ氏に直接お目にかかることはこれまでになかったと興奮しておりました。

こちらの写真はそんな二人の貴重なツーショットです。

そして最後に個人的に刺さったはモデルこちら。

20世紀を代表するアメリカの芸術家「アンディー・ウォーホル」。アンディーはピアジェをこよなく愛し、10本以上ピアジェのウォッチを所有していたと言われています。中でもTVスクリーンのようなフォルムのようなモデルを好んで使用しており、それはいつしか「アンディーウォッチ」とまで呼ばれるようになりました。

このタイムピースが時を経て復刻!

様々なカラーが登場しているのですが、ご紹介したいのはこちらのカラー。
美しい琥珀色とエメラルドグリーンの取り合わせはおよそピアジェ以外には思いつかないだろうと感じさせます。

そしてこのユニークな文字盤は佳化木という化石化した木材を使用。化石化するほど長い時を経て、宝石のような色合いになった木材なんてそれだけでもロマンを感じますが、さらにインデックスとベゼルにはバゲットのエメラルドが。

この艶のある琥珀色とヴィヴィッドな緑色のコントラストが、70年代のファニチャーを思わせる風合いで、アンディー・ウォーホルの名にふさわしい強烈な印象の1本でした。

大きさは縦43㎜×横45㎜のビッグサイズ。アンディーは時計の針を止めたまま使用することで有名でしたが、こちらはピアジェ最高級の手巻きの機械を贅沢に搭載しています。

ぜひ、そんな見ているだけでも楽しいピアジェのウォッチコレクションをカミネ 元町店で手にとってご覧くださいませ。

ピアジェ正規取扱店
カミネ 元町店
078-327-3363
〒650-0021 神戸市中央区三宮町3丁目1-8
営業時間:10:30~19:30(水曜日定休)

PIAGET – ピアジェ ウォッチコレクション
https://www.kamine.co.jp/watch/piaget/

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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