KAMINEスタッフブログ

【エレガンスの再定義】パルミジャーニ・フルリエ 「トリック プティ・セコンド」

今年の新作でも話題となっていた、パルミジャーニ・フルリエの「トリック プティ・セコンド プラチナ」がようやく入荷して参りました!

まずはこの美しい姿をご覧ください!

https://www.kamine.co.jp/item/36104/

1996年のメゾン創設当時のコレクションの単なるリメイクではなく、パルミジャーニ・フルリエは、あらゆる既成概念を打ち破ることで、妥協することなく男性的なエレガンスの基準を再定義することにあえて挑戦したのです。

「トリック プティ・セコンド」で注目して頂きたい点は4つです!

① 最高級の素材と深い時計文化への昇華
ケース、ムーブメント、文字盤、インデックス、針、バックルは全てゴールド製。非常に贅沢な仕様となっております。これだけゴールド多く使用しているのに嫌らしさは一切ありません。
三つの大きな18Kローズゴールド製の面はブリッジで、幾何学的見地のみに基づいて配置されています。見えるのは、ふたつの香箱と調速機構だけです。“コート・ド・フルリエ”で飾られた大きなブリッジとサンドブラスト加工のプレートが交互に配された前例のない構造です。

② ダイヤル(文字盤)カラー
パルミジャーニ・フルリエの代表的コレクション、「トンダPF」でもウォームグレーやミラノブルー等、独特なダイヤルカラーが特徴ですが、今回の「トリック プティ・セコンド プラチナ」では“セラドングリーン“が採用されました。純粋主義の巨匠ル・コルビュジエの設定したカラーパレットから、大地と自然の色を採用したとの事。柔らかく優しい印象となり、プラチナケースとの調和が素晴らしいです。

③ グレイン仕上げが施されたダイヤル
ホワイトゴールド製のダイヤルは、伝統的な技法に従って緻密なグレイン仕上げと面取り加工をしています。グレイン仕上げは、繊細でマットな質感を表面に与える技法で、ウォッチメイキングの技の真髄とも言えます。この技法は、ミシェル・パルミジャーニのような一流時計師の忍耐と専門技術をもって現代に甦った技法で、酒石英・粉砕した海塩・銀を脱塩水に混ぜた均質な特製ペーストを細心の注意を払ってダイヤルに塗布します。

このペーストを塗布した後に、専用ブラシで優しく磨きます。このプロセスで、極めて規則的でソフトな表面が仕上がり、光が分散してダイヤルの見た目は柔らかくなり、独特の存在感を放ちます。

裏話ですが、当初の計画では文字盤には“ギョーシェ彫り”が施されていたそうです。しかしCEOであるグイド・テレーニ氏は納得がいっておらず、ブランド創設者であるミシェルに相談にいった所、「“グレイン仕上げ”が良いのではないか?」とアドバイスをもらい、この素晴らしいダイヤルが完成したそうです。

④ ストラップ
アリゲーターをベースにしたヌバック仕上げのストラップを飾るのは、ナポリの一流テイラーが使う「プント・ア・マーノ(=手縫い)」と呼ばれるサルトリアルスティッチ。スティッチは美的な特徴であると同時に快適性も向上させ、着け心地に大きく影響します。パステルの色調は繊細で落ち着きがありつつ、時計では見たことのないような大胆な色の選択をする事で新しい次元のメンズエレガンスを醸し出しています。

今回ご紹介したトリック プティ」・セコンドの他にもカミネ元町店ではパルミジャーニ・フルリエのコレクションを多数取り揃えております。

是非皆様のご来店をお待ちしております。

PARMIGIANI FLEURIER(パルミジャーニ・フルリエ)時計コレクション
https://www.kamine.co.jp/watch/parmigiani-fleurier/

【お問い合わせ】
カミネ 元町店
〒650-0021 神戸市中央区三宮町3丁目1-8
TEL:078-327-3363 / FAX:078-327-3380
営業時間:10:30~19:30 (不定休)
https://www.kamine.co.jp/shop/motomachi/

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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