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【ウォッチズ＆ワンダーズ 2025速報レポート】黒でも白でもない、“ブルー”という選択──シャネルJ12の革新

UPDATE: 2025.04.16

It’s not black. It’s not white. It’s Blue.
シャネルはこのキャッチフレーズと共に全く新しい色を発表しました。

これまでのJ12でブラックとホワイトを一貫してラインナップしていたシャネルにとって「ブルー」という新たな発想は、世界観の表現、技術的な壁、両者において非常にチャレンジングなものだったと推測できます。

しかし、だからこそ、この思い切った「ブルー」という新しい提案は、私たち、そしてこれを見る皆さんにとっても斬新かつ魅力的に映っていることでしょう。

シャネルのブースに到着した私達がまず目にしたのは、ぼんやりと光る青い巨大照明です。

ほぼこの照明のみが照らすシャネルのブースはミステリアスでありながら、シャネルの新たなチャレンジを印象付ける雰囲気がありました。

これまでのJ12とは打って変わってマット仕上げのブルーセラミックはギラついた印象が無く、よりクリーンでシックな雰囲気を持っています。

ケースからブレスレットまで全体に用いられたセラミックはスティールの7倍の硬さを持ち、それでいて軽量で金属アレルギーのリスクが低減されています。

新色のセラミックの開発は困難を極めると言われていますが、シャネルはこの理想的な新しいブルーを何年もかけて開発することに成功しました。

そしてこちらは“J12 BLUE ダイヤモンドトゥールビヨン“

ベゼルに34個のバゲットカットのブルーサファイア、トゥールビヨンキャリッジには0.18カラットのダイヤモンドが贅沢に施されています。

ムーブメントはブリッジや歯車が円形にレイアウトされた新鮮さを感じるデザインとなっており、時計愛好家の目にも止まる魅力があります。

シャネルはこの“J12 BLUE“と称したクリエイションを合計で9点発表しています。

全て数量限定モデルとなっておりますが、新しい色を打ち出したシャネルの今後の動向がますます気になります。

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