みなさん、いきなりですがマイクロメートルの世界を想像できますでしょうか?
私たちが日常生活で頻繁に目にする長さの最小単位としてはミリメートル(mm)までという方が多いかと思います。マイクロメートル(μm)はそれよりもさらに1つ小さな単位で、1000分の1mm、つまり0.001mm=1μmとされています。
地球上にあるこの大きさのものを例に出すと、大腸菌等の細菌類やp.m2.5、植物の葉緑体等、顕微鏡を使って観察できるようなものばかりです。見たことさえないという方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。この大きさの物質になってくると、まず肉眼で見ることは不可能になってきます。普段、みなさんにとってあまり馴染みが無い単位であることも自然なことと言えるでしょう。
冒頭、時計とはあまり関係のない話をしてしまいましたが、今回ご紹介するのは、まさにこのマイクロメートルの世界で時計作りを行うローマン・ゴティエというブランドです。
ローマン・ゴティエは腕時計に使われるパーツ単位から自社開発を行い、98%マニュファクチュールを実現している世界でも数少ない独立系ブランドです。中でも、もともと精密工学を専門分野としていた経歴から、極めて高い加工精度を持っているのがこのブランドの特長です。
その加工精度は1000分の2mm以内。つまり2μm以内に抑えられているといいます。
先ほど例に出したp.m2.5の大きさが2.5μmと言われており、それよりも細かなレベルで精度を出せるということになりますが、正直、私もあまり想像がつきません。
このように、ローマン・ゴティエは極めて高い加工精度を持っていることが分かりますが、肉眼で見えないレベルにまで追求した技術力は、「一切歪みのない美しさ」という形で、目に見える価値として現れます。
さらにローマン・ゴティエの時計では、この加工精度で作られたパーツを1つ8時間から、長いもので17時間かけて仕上げ作業を行います。
「神は細部に宿る」という言葉がありますが、ローマン・ゴティエの感性を揺さぶる美しさは、この圧倒的な加工精度と極めて時間のかかる丁寧な仕上げ作業からできているのです。
ローマン・ゴティエが作る腕時計全てがこの技術力を持って製造されますが、中でもこれらの特長を存分に堪能できるのが「インサイトマイクロローター」です。
時計自体はスケルトンのデザインをしており、マイクロローターや12時側半分にオフセットされたダイヤルレイアウトを採用しているところを見ると、ムーブメントの美しさを最大限見せたいという作り手の意図が読み取れます。
表からは美しく動くてんぷの姿、裏からは自社開発の歯車の輪列たち、そしてシリーズ名にも入るマイクロローターは表裏どちらからも楽しむことができます。
製造に多くの時間を要することから生産本数は極めて限られておりますが、これほどまでに手が掛けられた時計のその存在感は数メートル離れた場所から見ても明らかです。
エスパス ド カミネでは、「インサイトマイクロローター プラチナ リミテッドエディション」世界限定10本の1本が期間限定で入荷しております。
大変希少なタイムピースとなりますので、ご興味のある方はお早めのお問合せをお勧めいたします。
インサイト・マイクロローター プラチナ
Ref. MON00300
ケース径:39.5㎜
80時間パワーリザーブ
防水性:5気圧(50m)
https://www.kamine.co.jp/item/18578/
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ROMAIN GAUTHIER – ローマン・ゴティエ ウォッチコレクション
https://www.kamine.co.jp/watch/romain-gauthier/