ジュネーブから飛行機で約1時間。SIHHの帰りに立ち寄った1月、真冬のパリ。気温0℃。凍りつくような寒さ。でもやっぱりそこは「華の都」でした。
日が暮れる前に美しいパリの街を堪能しようと寒さを覚悟で無謀にも2階建てバスに・・・
パリの街は、この凱旋門を中心に放射状に整備され、美観あふれる街づくりを形成します。
ひとつひとつの通りに名前がついているのも街の特徴です。
バスはコンコルド広場を通過。
セーヌ川に沿って運行。
セーヌ河岸のポン・ヌフ橋。左岸からシテ島をつなぐ美しい歴史のある橋。
ジャック・ニコルソンとダイアンキートンの名作、「恋愛適齢期」で橋の上のラストシーンが蘇ります。「ポン・ヌフの恋人」をはじめとする数々の映画の舞台に。
ヴァンクリーフ&アーペルでこのロケーションの中央で男女がキスをするレトログラードの素敵な時計がありました。(ポンデザムルー)
シテ島にある荘厳なノートルダム大聖堂。13世紀からその威厳は衰えません。
やがて夕暮れが迫り、黄金色に輝くパリ市内。
セーヌ川の向こうに夕陽がゆっくりと沈んでいきます。
忙しかったジュネーブでの仕事の疲れが洗われていくように澄んだ景色でした。
この日のディナーは、サンジェルマン・デ・プレにある蕎麦屋「円」
このお店、かなり前からあってずっと人気です。日本の美味しいお店レベルの御蕎麦と小料理が楽しめます。特に御蕎麦は、海外にはない手打ちの蕎麦を楽しめます。
写真は「茄子の田楽」きれいな盛り付けで薄味。辛口の冷酒がよく合います。
翌日のパリは朝から快晴。この季節にしては滅多にない事とか・・・。
午前中から開始。いたるところが観光客で一杯。2015年のテロ事件以降、日本人観光客も大幅に増加するまでに回復し、国際観光客数でも堂々世界一。
オペラ座近くにあるデパート、ギャラリー ラファイエット。
セール中で、御婦人、インバウンドでごった返す店内。ドームの吹き抜けから吊るされる背の高いフラワーオブジェのディスプレイ。
パリの高級店が軒を並べるヴァンドーム広場に直結するリュードラペのカルティエ本店。いつもながら店内外の美しいディスプレイ。手間をかけて陳列がなされています。
ピアジェのブティック。世界中から富裕層が訪れます。ピアジェはウォッチコレクションも随分 豊富になり、人気上昇中です!
美しい街並みの中、きれいなウィンドウガラスに無残な投石の傷跡が・・
パリは昨年から何万人もが参加するデモがまだ収まっておらず、土・日は市の中心部は交通規制が入ったり、歩きまわるのは危険とか・・
買物をするわけでもなく、延々と街を歩いているうちに好きなキッシュのお店を見つけて、、、
ハイネケンと共に一服。本場のカヌレも美味。
パリは街中のいたるところにブラッスリーが並び、寒い中でも屋外でカフェや食事を楽しむ人も沢山います。
一息ついた所で、また街を散策へ。
パリ市街には古くからのジュエリーショップがまだまだ方々に点在しています。
ヨーロッパでは、歴史的な側面からも貴金属、ダイヤモンドを身につける習慣が根強く、様々なデザインのヴィンテージジュエリーなどが所狭しと店内に並んでいます。
私は若い頃からこの手の店が好きで、いつも店の前に立ちつくし、店内で長居することもしばしば。
これは同業ではありませんが、つい入ってしまうお店。「ラ・メゾン・ド・ウィスキー」
美しい形のボトルやアーティスティックなラベルのボトルが所狭しと並んでいます。
フランスを象徴するブランドのひとつ。エルメスの威風堂々たるサントノーレの本店。
歩き回って、再びヴァンドーム広場に行き着く頃にはすっかり陽は落ちかけていました。
気温も一気に下がっていきますが、空気が澄みきって街が、より一層きらめきを増しています。
この街は、何度訪れても素晴らしいと感じますが、今回はひときわ美しく感じました。
うまくお伝えしたいものの、パリの叙情的な風景は繊細で、どんな言葉で表現しても稚拙になる気がしてしまいます。
第二次大戦で戦火を逃れ、文化的価値と余りある美しさの歴史を継承する「華の都」
その魅力に焦がれる世界中の人々をパリは今日も受け入れています。
カミネ
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