カラトラバ 5296G。
カラトラバのデザイン思想である「究極のシンプル」を体現したモデルの一つです。
本当にいいデザインだと思います。
針も剣の切っ先のように鋭く時刻を指し示していて・・・。
ところで、恐らくパテックでも最も多く使われているこの針の形ですが、
私は「ドルフィン針」と覚えて、最近までずっとそう言ってきました。
「この形がどうしてイルカなのだろうか?」という疑問が常に頭の中にありつつ・・・です。
しかし、最近ようやくそれが間違いであった事が判明いたしました。
正しくはドルフィンではなく、「ドフィーヌ」=「フランス王太子妃」の意味でありました。
ただ、一つ言い訳をさせて頂くと、私が一人で勝手に間違えていたわけではなく、
以前は時計雑誌等でも、普通にドルフィンと書いていたように思います。
恐らく、日本ではあまり聞きなれないドフィーヌという言葉と、ドルフィンの発音が似ている為、
自然と「ドルフィン」で定着していったのではないかと思われます。
と・・・ここまではいいのですが、ここで新たな疑問が。
そう、この針の形とフランス王太子妃との関係です。
実は・・・この謎がまだ解けていないのです。
引続き探究していきたいと思います。
疑問が解消した暁には、また当ブログにてご報告させて頂きます
パテックフィリップ 5296G-010
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