先日、カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 7234Rの記事で「完全にペアになる」とご紹介したモデルがこちらです。
デザインは パテック フィリップのアヴィエーター・ウォッチの伝統へのオマージュで、それにトラベルタイム機能の付いたムーブメントが搭載されているのが このモデルの最大の特徴です。
トラベルタイム(第2時間帯表示)はこの10時位置と8時位置のボタンを押して操作します。
10時位置のボタンを一回押すと短針がマイナス方向に一時間分動きます。
(その時に普段は下に隠れているスケルトンの針がそのまま残ります)
8時位置のボタンを押すと短針は今度はプラス方向に動きます。
具体的にこの時計を着用して時差マイナス8時間のスイスへ移動したと仮定してみましょう。
10時のボタンを8回押した画像がこちら、日本が午前10時の時にスイスは夜中の2時です。
この時に9時位置のLOCALと3時位置のHOMEと書かれた字の下の丸窓の色に注目してください。
移動した先=ローカル(現地)=スイスは夜なので暗くなっています。
元々いた所=ホーム(居住地)=日本は朝なので白いままです。
その後4時間経過したと仮定した場合の画像がこちら。
スイスは午前6時、日本は午後の2時です。
2本の短針は8時間ずれたまま動いていきます。
更にローカルの下の丸窓が半分くらい白くなっているのが分かっていただけると思います。
このようにこの昼夜表示は夜が開ける、日が昇るといった実際の感覚に合わせた表示となっています。
6時位置のカレンダーはローカルタイムと連動しており、日付を逆に超えて短針を動かしても前日になります。
早送りはプッシュ式で6時側のラグの横にあります。
この10時位置と8時位置のプッシュボタンですが、誤作動防止用のロックを掛けることができます。
ロック状態であれば知らないうちに何かに当たって時間がずれるということがないため、着用者にとってストレスフリーで、とても安心な機能です。
ぜひお手に取って、その操作のしやすさを体験してみてください。
カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 5524R
Ref.5524R
K18RGケース(42.0mm)
自動巻(Cal.324 S C FUS)
6気圧防水
サファイアクリスタル・バック
出発地と現地の時刻を表示するデュアル・タイムゾーン
出発地と現地の昼夜を窓表示
現地の日付を指針表示
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