Patek Philippe Floorブログ

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パテック フィリップ レトログラード日付表示針付永久カレンダー Ref.5160/500G(レアハンドクラフトモデル)

 

 

ミュージアムに収蔵されている20世紀初頭の懐中時計からインスピレーションを得た緻密なハンドエングレービングが時計全体とDバックルにまで施され、その容姿は芸術品のような壮麗さを持ちます。

 

時計装飾では最も古い芸術と云われるハンドエングレービング。伝統的な工具で 現在ジュネーブでは数えるほどしかいない彫金師が生み出していきます。その繊細で複雑に入り組んだアラベスク模様は、パテック フィリップ社の今に続く伝統的な作風と言えます。

 

この時計はその彫金作業に非常に手間がかかるため、生産本数が限られるレアアイテムなのです。

 

ラグの形状とハンターバック仕様から、オフィサーケースと呼ばれるこの時計のデザインは、第一次世界大戦の頃に誕生したもので、その名の通り「将校モデル」とも呼ばれます。

開閉式のヒンジ付カバーの製造は極めて高度な技術を必要とし、完全な手作業で調整され「パチッ」という軽快な感触で裏蓋を閉じます。

 

ヒンジ付きのカバーを開けるとそのカバーの裏側は鏡と見間違うほど磨き込まれ ムーブメントを写し出します。

蓋を開けたその一瞬 息をのむ程に美しいエングレービングで囲まれたメカニズムの風景を楽しむことができます。

 

 

細かいところまで手を入れた装飾はベルトを留めているラグのサイド ネジの頭や竜頭にまで彫金されているのに驚かされます。

 

 

 

曜日、閏年、月、月齢、そしてレトログラード日付がシンメトリーにバランスよく配置された永久カレンダー。各月の最終日までいくと大きい弧を描き 針がフライバックするカレンダー表示は視認性にも優れています。

ダイヤル中央にもハンドエングレービングが施されることによってベースモデルの5159とは全く別物のような印象を受けます。

 

パテック フィリップは永久カレンダー以上の機能を持つ時計を全てグランド・コンプリケーションと呼び、内部のパーツもひとつひとつ入念に手作業で仕上げられた上、二度組みされます。(一度 組み上げたものを一旦ばらして再度組み立てる作業)

最近のパテック フィリップはこのエングレービングやクロワゾネなど 伝統的な手作業による装飾が施された特別なモデルをレア(稀少な)ハンドクラフトと呼ぶようになっており、益々その価値が上がっています。

 

パテック フィリップ 5160/500
自動巻きキャリバー、324 S QR
レトログラード日付表示針付永久カレンダー
ケース径:38㎜、ホワイトゴールド、3気圧防水、総厚:11.79㎜

 

カミネ トアロード店2F パテック フィリップ・フロア では、パテック フィリップ コレクションを多数取り揃えています。

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カミネ トアロード本店2F パテック フィリップ・フロア
Tel.078-321-0039

年次カレンダー 5235/50R

 

 

 

 

 

 

レギュレーター・タイプの時刻表示を備えた年次カレンダーで、以前からあったホワイトゴールドモデルが2019年に生産終了になり、同年こちらのローズゴールドモデルが新たに発表されました。

文字盤は縦サテン仕上げが施されたグラファイト(黒に近いグレー、鉛筆の芯の色)とエボニーブラックの2トーンです。

このグラファイトの部分は、光の当たる角度によりシルバーに近い明るいグレーに見えたり真っ黒に見えたりします。

 

 

 

 

 

 

マイクロローター搭載のムーブメントは、一見するとCal.240のように見えますが、
実はこのモデルのために開発された全く新しいムーブメントのCal.31-260 REG QAになります。

このムーブメントには《パテック フィリップ・アドバンストリサーチ》部門が開発した技術が反映されており、Silinvar®素材から作られたPulsomax®脱進機(ガンギ車とアンクル)とSpiromax®髭ぜんまいにシリコンを主原料とした新素材が使われています。

 

 

 

 

 

 

シンプルなデザインのケースサイズは直径40.5ミリで現代的な大きさ、またピンバックルにもパテック フィリップのブランド名が刻まれており、さらに特別感を高めています。

 

 

 

 

 

 

レギュレーター・タイプの時刻表示とは、時、分、秒の針が独立した(同軸ではない)配置で、それぞれの針が読み取りやすい表示の事を言います。

 

 

 

 

 

 

ところで、この『それぞれの針を独立させる』という、読み取りにくい時刻表示方法が どうして存在するのでしょうか?
それはムーブメントの歩度調整に用いられる電子機器がまだ無かった時代に、調整のための基準時計に採用された表示方法でした。

時計製作者あるいは修理者など時計の歩度を正しく調整をする必要のある人にとって重要なのは時針ではなく秒針でした。もし時針がセンターにあると約4時間ぐらい秒針に重なる時間があり、調整のため秒針を見る事の邪魔になったのです。

 

 

 

当時の基準時計は複数の時計師が見られるよう大きなクロックでした。

 

この5235/50モデルはこのクロックからインスピレーションを得てデザインされています。

 

 

 

 

ぜひ実際にモデルをお手に取ってご覧いただければ、パテック フィリップの魅力をさらに知っていただけると思います。

 

カミネ トアロード本店2F
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